住宅の基礎あれこれ | アメコウの家造り日記

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山梨県甲州市勝沼町にある雨宮工務店の家造り奮闘記。
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こんにちは。

 

今日は、基礎について書きたいと思います。

 

「基礎」とは名前の如く、ここがしっかりしていなきゃ

他がよくてもダメでしょうというです。

 

勉強でも基礎から学びますよね。

基礎がしっかりりしてなければ応用がきくわけもありません。

 

■住宅の基礎として使われるものをあげてみました。

 

近年はベタ基礎が主流ではありますが、

地盤の安定している場所や傾斜地などは布基礎を使います。

 

独立基礎は玄関ポーチに使われます。

 

布基礎

通常住宅に用いられる基礎で、鉄筋コンクリート製の連続一体化した形状の基礎。

築年数が古いと鉄筋が入っていないものもある。建物の上部構造の荷重は柱から土台へ、

さらに基礎へと伝えられるが、この荷重が平均的に地盤へ伝わるように、このような形状の基礎を使用する。

また、2階建ての場合にはフーチングを設ける。

これは、平屋に比べて2階建ての方が地盤にかかる単位面積当たりの荷重が大きく、

基礎の底面面積を大きくし荷重を低減させる。布とは長く繋がっているという意味。

 

ベタ基礎

軟弱地盤の場合に用いられる。布基礎のフーチング部分が建物全体に設けられ、スラブ(版)を構成している。

この場合は、鉄筋が設けられます。この基礎形状は、木造以外にも小規模の鉄筋コンクリート造や鉄骨造などにも用いられる。

 

独立基礎

玄関ポーチや軒先の独立柱に用いられる基礎。

構造的に他の構造体と一体化していないため「不同沈下(ふどうちんか)」の不安がある。

 

以上、基礎についてでしたが、木造の新築住宅の場合原則的には地盤調査をしたうえで

基礎を決定します。

 

軟弱な地盤ですと追加の費用がかかりますので留意が必要です。

 

■写真はベタ基礎の配筋です。