2023年春用に向けて | アメケンのブログ

アメケンのブログ

10年間パンジーの勉強を続けてきました。

08027 Cocoピンクレモン

 

 

さてパンジーの種子の寿命はいったいどれぐらいあるのでしょうか。

冷蔵庫の中には古くは2000年採種の物から入っていますので22年前の物もあるわけですが、結構発芽するものは発芽するものなんですね。

普通の冷蔵庫(4~5℃)でタッパーウェアに乾燥剤を入れて、個別のジッパー付きビニール袋に入れてで保管してきました。

紙袋やパラフィン紙の袋で保管したものもありましたが、タッパーウェアを外に出して常温にする際、結露したしたたりがいつの間にか隙間から紙の袋の底についたりしてうっかり濡れていて、カビが晴れてしまったこともありました。

いずれにしろ、乾燥状態でしっかりした蓋つきの容器にしまっておけば長持ちすぬことは確かです。とはいえ、毎年着実に発芽しなくなっていくのも事実です。

品種や系統による寿命の差もあるようですし、採種した時の環境やその後の管理で大きく違ってくるのも確かです。

 

08037 サツマサンライズ

 

これまで採種した年のタネはあまりその年に蒔くことはありませんでした。それはパンジーのタネは採種した年は休眠していることもあるので暑い時期に蒔くと発芽しないことが多々あるからです。

涼しくなって秋終わりに蒔くとそのころは休眠から覚めていることもあるみたいですが。

 

08013 Hirピコティーパープルエッジ

 

この夏、大事件が起きました。

その冷蔵庫に保管していたパンジー、ビオラの一部が濡れてカビが生えているではありませんか。よく見ると冷蔵庫のコンセントが抜けて停止していたことが判明、しかもあの暑い夏もしかしたら1か月近く。

あ~頭を抱える事態です。

その結果がまた悲惨です。

蒔いたプラグトレーの惨憺たる発芽結果、これはひどい。

繰り返し播いてももう出なくなってしまったものは出ない、という状況です。

これで多くの貴重な品種を失ってしまった気がします。

すべてを蒔くことはかないませんのでこれからずっと一喜一憂することでしょう。

 

08124 さくらももこ

 

08081 オーシャンストリート

 

08095甘いくちづけオレンジトーン

 

08157 恋みかん

 

08194 雪玉からドナルド

 

08286 Hirブラックセサミ

 

08248 Ostスカーレットレモン

 

08234 ドリーワンダーブルー