トムは、初めて旅客機に乗り、シカゴまで旅することにした。


前部の席に、座っていると、フライト・アテンダントが寄って来てささやいた。
「お客様、ここはファーストクラスの席でございます」
「お客様のチケットはコーチ・クラスでございます」
「後部の席に移動していだけませんでしょうか?」


トムは、怒って言った。
「おらを田舎もんだと思ってバカにするでね!」
「おらは、一番初めに乗り込んだだ」
「前の席に座るのは当たり前でねか?」
「田舎の列車ではいつもこうしているだ!」


フライト・アテンダントは、困って、キャビン・マネージャーに相談に行った。
マネージャーは、トムに近づき、チケットを見せるように頼んだ。
そして、チケットを調べて、何かトムにささやいた。


トムは、すぐに、後ろの席のコーチ・クラスの席に移っていった。

 
フライト・アテンダントは、びっくりして、キャビン・マネージャーに聞いた。
「どんな、魔法を使ったの?」


キャビン・マネージャーは、言った。
「前部の席は、シカゴには参りません。後方の席なら、シカゴまで直行しますと言ったのさ」