こんばんは、今日もおすすめ小説紹介やっていきます!

 今回紹介するのは、東野圭吾さんの『真夏の方程式』です。


 ◆あらづじ

夏休みを玻璃ヶ浦にある伯母一家経営の旅館で過ごすことになった少年・恭平。一方、仕事で訪れた湯川も、その宿に宿泊することになった。
翌朝、もう1人の宿泊客が死体で見つかった。その客は元刑事で、かつて玻璃ヶ浦に縁のある男を逮捕したことがあったと。
これは事故か、殺人か。湯川が気づいてしまった真相とは-ーー。
累計1320万部突破の人気シリーズ、福山雅治主演の映画も邦画興行収入第1位(2013年度)



 まず、ミステリー小説なだけあって、登場人物が多いのですが、うまく書き分けがされていて、あまり混乱せずに読むことができました。
 アマチュアながら小説を書いてイルムとしては、三人称視点の物語をこれほど美しく描けるものなのだと感動しました。

 この物語は、キーとなる人物たちがそれぞれ違った重要な情報や大切な想いを抱えています。
 一見の関係もない物事が線を引くようにつながっていき、少しずつ謎が解き明かされていきます。
 その過程がとても秀逸で、ついつい続きが気になって、読む手が止められませんでした。
 そして、読み進めていく中で全ての真相に気がついたとき、私はゾワっと鳥肌が立ちました。

 読了後、なんとも言えない不思議なk8文になって、このタイトルがとても好きになりました。
 そして、この人の作品をもっと読んでみたいと思いました。
 ぜひ読んでみてほしい、とてもおすすめの1冊です!