がっちゃんが看取りに入ってから、ずっと神様に祈っていたことが二つあります。
一つは、がっちゃんの最後の時にそばにいる事が出来ますように。
もう一つは、がっちゃんが出来るだけ苦しみませんように。
その日は友人と約束があったのですが、なんとなく出かける気持ちにならなくて、がっちゃんパパ一人で行ってもらいました。
私はベッドの上にがっちゃんを上げて、なんとなく一緒にゴロゴロしていました。
がっちゃんがヨタヨタとゆっくり寄ってきて、私の手の平の上に頭を乗せました。
そのままゆるゆる過ごしていると、がっちゃんが三回しゃっくりをしました。その後、手を伸ばしてのびーをすると動かなくなりました。
私の手の平の上に頭を置いたまま、寝ちゃった?と思うほど、穏やかな静かな最後でした。
がっちゃんパパに連絡するとすぐに帰ってきてくれましたが、がっちゃんパパも本当に?寝てるんじゃないの?というくらい息をしていないのが信じられないようなきれいな姿でした。
準備していた箱に、友達が持って来てくれたお花と一緒にがっちゃんを入れました。その時、失禁しているのを見て初めて、あー本当なんだと実感しました。
がっちゃんを家で看取ると決めてから、ペットシーツをたくさん買い込んであちこちに敷いていましたが、がっちゃんは最後まで自分でトイレに行って、一度も粗相をしませんでした。
なので、ペットシーツを使ったのは最後の時だけでした。
神様は私の祈りを二つともきいて下さいました。
でも、家じゅうが粗相だらけになっても、夜眠れないくらい大変でも、もっとお金がかかっても、もう少し一緒にいたかった…
がっちゃんの目を見ておはよう、ありがとう、大好きよ、かわいいね、おやすみってもっと言いたかった…私のエゴなんですけどね。
血尿が出て病院にすぐ行って、12日目でした。
15歳まで大きな病気もせず、壁をガリガリもせず、エサの好き嫌いもなく、私たちだけに甘えて、呼ぶと返事をしてくれて、病気が見つかってからあっという間にいっちゃって…
15年前の大阪で、手の平に乗るくらい小さいがっちゃんがわが家にやってきて、沖縄で私の手の平の上で息を引き取るまで、私たち夫婦の娘として楽しい明るい大切な幸せな時間をありがとうね。
本当は20歳すぎまで大切にしてあげたかった。ごめんね。
がっちゃんのおかげで、このブログでも沢山のお友達が出来ました。
みなさん、仲良くして下さってありがとうございました。