関西学生アメフト2016の展望と注目新人選手【Div.1後編】(や) | アメフト観戦女子(関西)のブログ

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開幕直前スピンオフ企画第2弾「関西学生アメフト2016の展望と注目新人選手」の続きです。


マスコミや識者の方々、アメフトファンの方々もすでに色々と展望を書かれているので、一部、二番煎じのような意見や乗っかり意見のような箇所もあるかと思いますが、ご容赦ください。
無理やりオリジナリティーを加えるため、高校アメフトクラスタの特性を活かして、注目新人選手を1チーム1人ずつ取り上げていきます。

 

後編の1番バッターは、前年度5位の神戸大学について。

といっても、龍谷大学戦しか見れていないのですが汗

悪く言えば不安材料、よく言えば伸びしろは、長らくエースQBであった櫻井太貴選手の卒業喪失による後継者QBです。

2回生以上のQBは4回生の西原昂志選手と2回生の福嶋賢悟選手しかおらず、経験者であろうと1回生は春公式戦のロースターに加えない神戸大学が(国公立大学はそういうチームが多いように思います)、1回生経験者(東海高校卒)の是澤太朗選手をロースターに入れていたのは、台所事情が苦しいことの現れかもしれません。

なので、今年は上位4チームに食い込むのは、ちょっとしんどいかと…。

といっても、国立大学でありながら、経験者の入部が毎年多く、かつ人工芝グランドやクラブハウスといった施設、プロコーチがおり社会人チーム(エレコム神戸)と連携した充実した指導体制は、一部強豪校を除けば、むしろ私立大学より充実しているくらいなので、大崩れはないでしょう。

注目の新人選手は、DB古賀準之介選手(関西大学第一高校卒・当時15番)です。

高槻高校卒のRB西田祐希選手やDB増田亮選手と悩みましたが、11月まで関大一高のキャプテンとして全国大会に出場していたのに、現役で神戸大学に合格できる意志の強さを買わせていただきました。

(私なら、そのまま関西大学に進学できることを蹴って、あえて受験戦争に飛び込むなんて、絶対しませんね…あせる

新人選手ではないですが、関西学生アメフトークvol.1で濱田さんが注目選手として挙げた2回生RB錦織優介選手、今までまったくノーマークだったので、今秋リーグ戦では是非よく見てみたいです。

 

続きましては、前年度6位の龍谷大学について。

いい選手も多く、このところ毎年躍進を期待されているにも関わらず、なかなか5位以上の壁を突破できずにいます。

春シーズンなので、新しい選手や戦略を試そうとしてのことかもしれませんが、前半は圧勝ムードであった甲南大学戦と神戸大学戦、いずれも後半に追い上げられ、神戸大学戦に至っては逆転負けを喫してしまいました。

なので、関西学生アメフトークvol.1で濱田さんが「龍谷大学はツメが甘い」といった内容のことをおっしゃっていたのは納得でした。

アスリートは揃っていますので、このツメの甘さを修正し、「上位チームを喰ってやるんだ!」というチームの士気が高まれば、4強の一角を崩すことは不可能ではないでしょう。

注目の新人選手は、QB山方開斗選手(大阪学芸高校卒・当時10番)です。

大阪学芸高校時代は2年生からエースQBで、188cmの長身パサーはフィールド内外で本当に目立ちます。

高校時代、同じ龍谷大学に進学した1回生のWR武部匠馬選手(181cm)とのホットラインは圧巻でした。

とはいえ、ポケットパサーではなく、自ら走ることも得意としています。

春シーズンは、試合によっては先発QBも務めることもあり、秋リーグ戦ではケガさえなければ、必ず出番があるでしょう。

 

お次は、前年度7位扱いの同志社大学について。

…同志社大学については、(ま)さんの方がずっと詳しいのですがあせる

昨年はDiv.2の2位扱いからの入替戦で、下馬評を覆す劇的勝利を収め、1年でDiv.1に復帰しました。

現地観戦したのは、ひょうたんボウル・立命館大学戦だけなのですが(今出川ボウル・京都大学戦はrtv観戦しました)、DL森脇康太選手を始めとするディフェンスフロント陣はなかなかよかったと思います。

卒業喪失は少なく、関西学生アメフトークvol.1で濱田さんがOL岡本陸主将(4回生、181cm・120kg)やOL神野英煥選手(4回生、187cm・120kg)を始めとする大型ライン陣を買っておられて、私もそれに同感なのですが…。

大幅な戦力アップも今のところ見て取れないので、Div.1での戦いは厳しいものになると思われます。

注目の新人選手は、WR河原正真選手(同志社国際高校卒・当時80番)です。
高校時代は主将で、183cm長身を活かして、メインパスターゲットになっていました。

大学の体育会系ルーキー特集の記事で、「最初は、大学でアメフトを続けるつもりはなかった」というのを読みましたが、前言撤回してくれて本当によかったです。

 

Div.1最後は、前年度8位扱いの甲南大学について。

昨年はDiv.2の1位扱いから入替戦で勝利し、5年ぶりにDiv.1に復帰しました。

私が関西学生アメフトをガッツリ見始めた頃に甲南大学はDiv.1であったので、懐かしいチームが帰ってきてくれたという感がします。

…申し訳ありませんが、今春の現地観戦は龍谷大学戦しか見れておらず、かつメンバー表が入手できずでの観戦だったので、一番チェックができていないチームです汗

その唯一見た龍谷大学戦は、最終スコアこそ14-20と1タッチダウン差ですが、内容的には龍谷大学の圧勝でした。

こちらも、Div.1での戦いは厳しいものになりそうです…。

実はこの記事は、初戦の立命館大学戦を見てから書くことになってしまったのですが、エースQB井原隆太郎選手(3回生・市立西宮高校卒)の評判がよかったです。

注目の新人選手は、DL岩澤功明選手(大阪学芸高校卒・当時78番)です。

高校時代は主将も務め、OL/DL両面選手で、近畿大学に進学したOL/DL清水澪寿選手とのコンビは見ていて楽しかったです。

初戦の立命館大学戦ではスターターに名を連ね、すでにチーム戦力となっているようです。


その③では、Div.2についても少し御紹介させていただこうと思います。

(予定していた2回でおさまらなかったので、前編・後編と銘打ったのは、失敗でした汗

 

…その③に続く。