中古車買い取り業者に車を持ち込んだ時、車の査定額の決め方は、何か基準があるのでしょうか。 
当然、その車をオークションに出した時のチェック項目があって、査定されるのですが、買い取り業者によって、その査定額はかなり異なります。 
中古車買い取り業者を訪問した時、対応営業マンが、業者オークションの同じ車種の落札相場を見せてくれることがあります。 
「こんなデータは普通のお客様には見せないんですけれど・・」などと言いながら、極秘データを見せてくれるような口ぶりでパソコンを見せて説明してくれます。 
しかし、このデータは半分信頼できて、半分は信頼できないデータなのです。それではこのデータが偽物か、と言うとそうではありません。このデータは本物の業者オークションのデーターなのです。しかし、何故それなのにそのデータを一方的に信用してはいけないのか? なぜなら、そのデータは、非常に偏った一部の、オークション落札価格データを、見せているに過ぎないからです。 
このデータには実は、細工がしてあります。細工と言っても、でたらめの数字が書いてあるわけではありません。このデータにはフィルターがかかっています。どんなフィルターかと言うと、その車のオークション落札価格の中で、価格の安いデータのみを表示するようなフィルターです。 
つまり、「あなたの車のオークション落札価格の相場はこの程度です」と、車を持ち込んだお客に、安い価格を提示できることになるのです。 何も知らない車を持ち込んだお客としては、その価格よりも少しでも高い価格で車が売れれば非常にラッキーと思うわけです。 
特に、新米の営業マンであれば、そのオークション落札価格を参考に、実際に持ち込まれた車の車体の傷、車内の匂いなどによって、マイナスポイントを探し、少しでも安い価格で買取しようとします。 
新米営業マンは、オークションでの本当の落札価格相場を知りません。実際にこの程度の中古車ならこのくらいのオークション価格になるというデータを持っていないのです。 新米営業マンは、後から上司に叱られるのを恐れて、かなり安い買取価格から譲ろうとしません。もちろん、車を持ち込んだお客もすぐには納得できないので、次の買い取り業者を訪問することになります。 
次の中古車買い取り業者に行っても、おそらく対応するのは新米に近い営業マンです。よって、二件目、三件目でも同じような価格を提示され、結果として、かなり安い価格で売却を決めてしまうということが起こります。
本当のオークション相場を経験している、ベテランの営業マンなら、低い価格のパソコンデータを見せつつも、車を持ち込んだお客が納得しそうな価格まで、価格を上げてくれます。その方が買い取れる確率が高くなるからです。利幅は少なくなりますが、取り扱う台数が増えるので、営業的には有利なのです。
しかし、中古車を飛び込みで持ち込んだら、いきなりベテラン営業マンが相手をしてくれるなどということはめったにありません。 
ベテラン営業マンとコネがなくても、中古車持ち込み客を有利にしてくれるシステムに、インターネットでの中古車一括査定サイトです。 ここで見積られた価格は、他に中古車買い取り業者のライバルがいて、失敗は許されないので、ベテラン営業マンが決めたものと考えられます。その後、その中古車買い取り業者と交渉する時も、ベテラン営業マンと交渉できることになるので、本当のオークション相場に近いか、それ以上の価格で売却できる可能性があります。

先日知り合いの独身女性が医師限定の婚活パーティに参加したと言ってました。
彼女の年齢はアラサー(詳細は秘密?)です。本人曰く、
「友人に誘われて、社会勉強のため、今後、本格的に婚活する時の参考に・・」などと言っていましたが、あわよくば、医師との出会いを得て、年収3000万円以上の玉の輿への期待むんむんだったと思います。

男女各20名程度で男性は医師限定です。女性は、ある程度学歴が高いとか、基準はあるようですが、そんなに定かではありません。
事前にプロフィールが渡され、それを見て驚いたそうです。参加男性の8割近くが歯医者だったそうです。歯医者に不満がある訳ではないのですが、あまりにもバランスが悪い感じがしたそうです。
2014年の厚生労働省の調査によると、全国で歯科医師数102,500人(男性80,000人)、通常の医師数297,000人(男性80%程度 230,000人)で歯科医師より医師の方が多いですから、彼女が出席したパーテイでの歯科医師の多さは、片寄っていいると言えそうです。

男性の年齢は35才~45才くらいで、結構地味な感じの人が多かったようです。これは当たり前と言えば当たり前で、年収3000万円近くで、派手な感じで目立っていたら、女性に持てまくりですから、婚活パーティにはあまり参加するとは思えませんから。

婚活お見合いパーティなので、一応、男性医師全員と、お見合い形式で5分程度づつ時間を決めて、交代して会話をする時間があったようですが、そこでなんとも言えない違和感を味わったと言ってました。
それは、男性の多くが、運動不足になりがちな忙しい仕事なので、その対策として、体を鍛えていることを自慢していて、その他の興味深い趣味とかスポーツをやっている人がいなかったとのことでした。
だから、会話のネタがすぐ無くなって、話がサッパリ盛り上がらなかったようです。
その時間が終わると、記名アンケートのような方法で双方がお気に入りなら、カップル成立となるようなシステムだったそうです。

彼女の感想は、
「こんな短時間の会話で、婚活が成功するとは思えない、カップル成立と言われても、他に、もっとよく話せばいい人がいるかもしれないし・・、口下手な良い人はなかなか報われないシステムのような気がする。ネットの婚活サイトで医師を探すよりは少し確率が高いかもしれない。」とのことでした。

またここでカップルになった人達でも、ほんの会話のきっかけを手に入れただけで、これから結婚までに至る道程はかなり長いことでしょう。

医師限定の婚活お見合いパーティーは、医師限定結婚相談所のように、結婚に至る確率は低いけれど、参加料金が1万円以下なので、参加回数で出会いの機会を増やし、その内に良い相手と巡り合おうという企画のようです。主催者も薄利多売なので、カップル成立は少数の方が良くて、だめだったら再度参加してもらおうと考えているのでしょう。

ちなみに友人女性はカップル不成立だったそうです。社会勉強だからカップル成立なんて望んでなかったそうなのですが、ちょっと負け惜しみに聞こえたのは、気のせいだったんでしょうか・・?