「人生の色」


解らないことだらけさ

見ても

聞いても


どこにも書いていなかっただろう

なんのヒントにもつながらなかっただろう

時が、

流れていただけなんて


少なからず

生きている証を

若い筈の君の手のシワに

顔を近づけて確かめたとき

ようやく

気づいた気がした


法話も

辞書も

親の言葉も

リルケやハイネやゲーテの詩集にも

頼りきった自分が

悩まない訳がない


痛い所はないかい

足りない物はないかい

占ってみるかい?

見切りは、つけたかい?

背中を

押してあげようか!

複雑にマーブルに混ざり合い

溶けては、流れていく

私の人生の色