日蓮宗の入檀式の日程はお寺の都合により、1ヶ月ほど先だった。
この間に、創価学会を脱会する事務的な手続きをしなければならない。
インターネットで「創価学会 脱会」で検索すればどうすれば良いか出てくる。
脱会届け(自作でよい)と御本尊を信濃町の学会本部に送ると、その知らせを受けた地区幹部が家に来て脱会の意思を確認して、それで完了、 と書いてある。
私は脱会者を引き留める方の経験があるので分かるが、極力会うのはよくない。
最後の最後までほんの少しのチャンスでもあればひっくり返す気持ちで挑んでくる、
とにかくしつこい
が、この方法ならもう脱会届けを本部が受け取っているため、しつこさが軽減されるだろう。
この方法をとるために脱会届けを書こうとした時に、近所の仲の良い学会員から電話がかかってきた、彼女にもお世話になったので、
「日蓮宗に改宗する事になった、これから脱会届けを出すんだ」と伝えたら、
「え~、寂しいけど、これからも仲良くしてくれるよね、だったら私、全然気にしないよ絶対誰にも言わないから」と、
ことさら猫なで声で仲良しを強調してきた。
その20分後に地区幹部から電話がかかってきた。
「辞めるとはどういう事?」
人は嘘をつく時に、あんなにも真逆の事を強調するんだなと、先程の友達によいお手本を見せてもらった。あまりにもあからさまなので、笑ってしまった。
という事で、極力会わずに脱会するという作戦がダメになってしまった。