広い農地で畑作業したいと考えていた頃はなかなか貸してくれる農地が見つからず見つかるまで長い年月を要した。


 あちこちに耕作放棄地はあってもどこの馬の骨か分からない者に農地を貸す人は少ない。


「こいつに貸したらよく整備してくれる」


と信用して貰えたら良いが、見ず知らずの人にこういう信用を得るのは至難の技だ。


 そして10年の歳月を経て見つけたのが今使っている農地である。


 一つは自営業の地主さんの農地、もう一つは農家さんの使わなくなった農地で、どちらも昔はみかん山だっという。


 正確な面積は分からないが、どちらも1500平米前後だと思う。農家さんからすれば狭い農地なのだろうけれど趣味として使うには広い。


 広い農地を借りてやりたかったことをやってきたけれど、そしてやりたいこともまだまだあるけれど、体がついてこなくなってきた。


 土地探しに10年も費やさなかったら今頃はやりたかった事のかなりの部分が終わっていたかもしれない。


 でも、人皆、望み通りにはいかないのが常でありとにかくやれる事をやるのが人生なのだろう。


 今日は山に行って草刈りしようと考えていたが昨日の畑作業の疲れが抜けなくて行けなかった。


 つい1年前までは毎日、畑作業しても元気にやれたのに急に体力がなくなった気がする。


 構想していた畑作業の夢は終着駅に着いていないけれども、拡大から縮小に舵を切らないといけない段階に差し掛かってきた感じがする。


(お花畑に植えているシャンデリアリリー)


さて

どこを止めて

どこをやり続けようか

今日は、それを考えていた