京劇の水滸伝、来日 | 水滸伝ざんまい

水滸伝ざんまい

中国四大名著の水滸伝について語るブログです。
原典メインのため、北方および幻想はありません。
悪しからずご了承ください。

イメージ 1

京劇にも、水滸伝をモチーフにした演目は、かなりあるようですが、
日本での知名度が低いため(泣)、上演されることはほとんどなく、
生の舞台を観たのは、「野猪林」のみ。
他の演目も、一度は観てみたいと思っていました。

今年の9月から10月にかけて、
「京劇集団200名超が競演する日本発の京劇芸術祭」という、
大規模なイベントが、東京で行われることになりました。

その演目のひとつに、「三打祝家荘」が!
これを見逃しては、水滸伝ファン一生の不覚とばかり、
チケット売り出し初日に、電話にかじりついて席を予約、
数日後、代金の振替用紙と一緒に、チラシが同封されてきました。

主な配役は、石秀・時遷・楊林・李逵・楽和に、なぜか晁蓋も。
説明文には、「1945年延安で初演、
いかに闘争するかという方法論の観点で作られた記念碑的作品」とあります。

自分のなけなしの京劇知識では、「三打祝家荘」は扈三娘が主役で、
彼女が、好漢たちと華やかな立ち回りを見せる、アクション系の演目だと
聞いていたんですが、どうやら、それとは違う新作のようです。

写真には、首枷をかけられている登場人物が6人。
これはもしや、祝家荘に捕らえられた面々?
とすると、赤ヒゲが秦明、黒ヒゲが黄信かな。

ま、古典だろうと新作だろうと、「野猪林」以来、ウン十年ぶりの京劇鑑賞、
今から楽しみなことに変りはないですが。


(お願い)
水滸伝ネタはもう1つ、「烏龍院」というものが上演されます。
こちらは、宋江と閻婆惜の物語らしいのですが、
日程の都合がつかず、あきらめることに。

この演目を観る予定の好漢は、ぜひ観劇後に、あらすじ・感想などを教えて下さい。
書き込みをお待ちしてます。