渋谷を歩いていると 疲れる。
新宿なんて歩いたら さらに疲れる。
どうしてなんだろうと考えてみたら 速いのだ歩くスピードが。
気づかないうちにつられてこちらも速度をあげている。
正面から斜めからやってくる人たちをかわしながら ダンジョンは続く。

ソウルは なんとなく人が路上にいる。
語らっていたり ただ虚空を見つめていたり。


肩を並べて 良いお天気ですね と話しかけたい気持ちになる。
ご飯は食べましたか 今年は秋の来るのがちょっと遅いですよねとか。
渋谷で隣り合わせた人に絶対に言わないようなことを
ふと言ってみたくなる。旅の高揚も勿論あるけれど。
その街にはその街の癖みたいなものがあるのかもしれない。

それでもちょっと勇気のないわたしは 寝転んでいた猫に声をかける。
ご飯は食べた?
撮影地:ソウル特別市鍾路区崇仁第2洞