ちょっとヘビーなお話です。
なので不快な思いや
気持ちが落ちたくない方は
スルーしていただければと思います。
これは私の備忘録です。
じいじが体調を崩してしまい
3日ほど入院してました。
幸い入院したらすぐに症状は安定して
事なきを得ました。
一緒に暮らしていたのに
その前兆を気付いてあげられず
主人も私もショックでした。
元々我慢強く
弱音を吐かない
伝え下手でちょっと頑固なじいじ。
だから天国のばあばの計らいか
ある意味
今回タイミングがすごく良かったんです。
というのも、じいじがダウンしたのが
ガス点検の日で
私はお休みを取っていて家にいました。
もし仕事で、誰もいなかったら
命に関わっていたでしょう。
本当にラッキーだったと思います。
その日の夕方
様子のおかしいじいじを
かかりつけの病院に無理やり
連れて行きました。
相当我慢していたんでしょう。
診てもらったら即入院する事に…
色んな検査を受け
入院手続きを済ませて
家に帰った頃は夜になってました。
泊まり仕事だった主人に一連を報告して
ソファーでぼーっとしていたら
残業帰りの息子が帰宅。
ようやくホッと出来て
自分もすごく緊張していた事に気がつきました。
じいじは
病院に行った時には
苦しさから意識が朦朧としていたのでしょう。
入院して処置してもらい
苦しさから解放された2日目の夕方になると
今度は自分が入院した事が受け入れられず
せん妄状態になってしまいました。
鼻に入っていた管や
腕についていた点滴の針も
自分で引き抜いてしまい
血だらけで病棟を徘徊し、
かなりの興奮状態で寝ないので
家族の顔を見れば落ち着くかもと
夜に病院から連絡をもらい
慌てて駆けつけました。
実際会ってみると
顔つきが変わっていました。
天井に蜘蛛がはっている…から始まり
その時ちょうど沖縄に台風が来ていて
そのニュースの記憶からなのか
自分が沖縄にいると思い込んでいました。
主人が幼い頃、じいじの転勤で数年
沖縄に住んでいたので
その頃の記憶も混ざっている様でした。
沖縄に住んでいるその頃なら
主人は子供のはず、
でも大人の主人を認識しているし
結婚して嫁の私がいる事も
本来ならおかしいはずなのに
そこはじいじの中で辻褄が合っている様で
時系列がごちゃ混ぜになっていました。
そして私たちが
沖縄の施設(病院)の人達に騙されて
自分を施設に監禁し、財産を狙っているという
妄想に発展していたのです。
私たちにも病院にも怒りが収まらないじいじ。
いくら私たちが話しても
聞く耳を持ってくれません。
じいじからしたら
私たちに裏切られ、
(どこかの宗〇の)施設に監禁され、
家のお金を奪われる…
という強い思い込みがあったのだから
仕方がないですよね。
結局その晩は
病院にお願いして一旦帰りましたが
翌早朝に病院から連絡がありました。
あれから一睡もせず
このまま興奮状態は良くない、
一旦家に帰る事で環境を戻せば
せん妄も落ち着くと思うので
迎えにきて下さい、とのこと。
本来であれば、血液の数値的にも
1週間から10日は入院が必要だったのですが、
徘徊が収まらず、それを制した看護師さんを
振り解いた際に突き飛ばしてしまい
軽く怪我を負わせてしまったり、
病院の備品を割ってしまったそうです。
迎えに行った私たちを見るじいじの目は
昨晩と変わらず怒りの中にありました。
怒りの矛先は主人に向かい
私とは目も合わせてくれませんでした。
それでも施設(病院)から出られると分かると
私たちについて来てくれました。
病院を出て外の景色を見て
沖縄でない事に気づいたじいじは
急におとなしくなりました。
家に着いて部屋着に着替えて
リビングの椅子に座ると
とてもホッとした様子がよく分かりました。
それでも時々ブツブツと何かを言ったり
急に年金事務所から届いていた書類を
何度も見返したり…
午前中いっぱいは挙動不審でしたが
お昼に用意した重湯(入院中は絶食だったので)を
飲んだら
午後から爆睡。(昨晩は一睡もしてませんからね)
そのまま夕飯の時間まで寝て
また重湯や野菜スープを飲んで、また寝て…
翌朝 明らかに顔つきが戻ったじいじがいました。
それでもせん妄は続いていて
トイレの扉に足長蜘蛛がいると言ったり
部屋のカーペットに
びっしり草が生えてると言ったり。
どうやら木目やランダムな配色が
せん妄でおかしく見えている様でした。
その都度一緒にその場所を掃除して
蜘蛛や草がない事を分かってもらいました。
記憶もゆっくり紐解く様に
時系列が整っていきました。
退院して3日目くらいには
病院での事
私たちにとった態度も朧げながら
思い出してくれた様で
迷惑をかけたと謝られてしまいました。
病気だったんだから謝ることではないし
私たちも
じいじの体調の異変に早く気付いて
あげられなかった事を詫びて
これからはいつもと違うことが起こったら
お互いすぐに話そうという事を
話しました。
【せん妄】
せん妄とは、場所や時間を認識する“見当識”や覚醒レベルに異常が生じ、幻覚・妄想などにとらわれて興奮、錯乱、活動性の低下といった情緒や気分の異常が突然引き起こされる精神機能の障害です。夕方や夜間にかけて発生することが多く、大半は数日以内で改善していきますが、昏睡こんすい状態に陥ったり、死に至ったりするケースもあります。また、錯乱状態に陥ることによる転倒や、治療に必要な点滴の自己抜去などさまざまなトラブルを引き起こすことも特徴です。
せん妄の原因はさまざまであり、多くは高齢者が発症します。一方で、手術や入院など通常とは異なる状況に置かれると若い方が発症するケースもあります。
せん妄の治療は、気分を落ち着かせたり、睡眠を促したりする薬による薬物療法が主体となります。しかし、せん妄を改善するには周囲の環境を整えることも大切であり、適切な対処がなされない状態が続くと症状が急激に悪化することもあるので注意が必要です。
※ネットから引用してます
〇高齢者が発症しやすい
〇入院などの急激な環境変化に適応出来ず
若い人でもなる場合もある
〇周囲の環境を整えることが大切
今回 本来の病気や
このせん妄という症状と向き合う事で
あらためて 高齢の親と暮らす ということの
意識が高まり、覚悟が決まりました。
一緒に暮らしてまだ3ヶ月弱ですが
遠慮しちゃいけないんだなぁと
つくづく思いました。
正直 退院した後のじいじは
なんとなく年相応になってきた様に感じます。
今まではばあばの為に、
自分は倒れちゃいけないと
気を張ってきたから
ウォーキングや筋トレをして
体力維持を欠かしませんでした。
ばあばを亡くし、その気概もなくなり
私たちと暮らすことで
自分の身の回りくらいを
気にするだけで良くなったので楽になった分、
張り合いもなくなってしまったのかもしれません。
主人の友人たちや職場の人からは
連れ合いをなくした後の男は早いよ…なんて
話もされた様で
そんな寂しいことを…と思いつつも
であるならば、
出来るだけ一緒の時間を持てるように
家族で過ごす時間をもっと増やしていこうと
主人や息子とも話しました。
来月には娘夫婦もじいじの様子を見に
札幌から遊びに来てくれる事にもなったし
野球観戦もあります♪
まだまだ一緒やれることがたくさんある!
楽しい時間を過ごしていきたいと思った
この1ヶ月でした。
長々とお付き合いいただき感謝です![]()
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