最近、MR転職志望者は『専門領域MR』を志望する人が増えています。

たしかに、各社、領域別担当・複数担当者(チーム制)を導入している事もあり、募集が多く出ている背景が関係しているのでしょう。

専門領域MRは、相対的に一般MRと比較して、製品知識については満足出来るレベルにある事は間違いありません(海外を含む様々な文献について勉強している)

専門領域MRは『医薬情報担当者』として、医療機関のニーズに応えるべく誕生し、ある程度の効果をあげていると思います。

しかし、私が医療法人の事務長職時代に感じたのは、担当者が複数になり、自社製品であるはずの『他領域の製品』については関知しないという対応を平気で取ることが多いのです。

医療機関側からすると、複数で訪問してくるのは煩わしく、緊急の時などは、即時対応して欲しいと思うことがありました。

ここ数年、オンコロジー・CNSなどの専門領域MRの需要が高いのは間違いありません。
しかし、10年・20年先はわからないのです。


まずは、あまり偏った考えは無くし、どの領域でも、多くの知識を得ようとする意識の高いMRを目指して欲しいと思います。