進む「エコ化」の波紋 | News 気になる話題

進む「エコ化」の波紋

つい先日、行きつけのガソリンスタンドが廃業しました。

対応もいいしトラブルの相談にも乗ってくれて

永年お付き合いしていたのに残念です。


不況の影響かぁ。





最近、廃業するスタンドが増加しています。

それに、セルフがあたりまえになってきました。




調べてみました。

直近のデータではないですが、

1994年に全国で約6万店あったスタンドが

2008年には約4.2万店に減少しています。


この傾向は、日本だけではなくて

先進国と呼ばれているアメリカやイギリス、

フランス、ドイツでも同じで

半減どころか3分の1にまで激減している国もあるようです。




要因は、エコの流れから誕生したハイブリッド車に


代表されるようにクルマの大幅な燃費向上が

影響しているようです。


さらには、電気自動車の登場と普及が

今後さらに拍車をかけることは間違いありません。



また、民主党への政権交代による事業仕訳という国策も

スタンド経営に影響を与えたようです。

(詳細は次の機会に説明します)




クルマの保有台数は、

若者のクルマ離れという現象はありますが増加しています。

世界的には何倍にも増えています。


にもかかわらず、

ガソリンスタンドが激減しているという実態は、

世界的な「エコ化」の進捗がはるかに上回っている

ということだと言えます。




スタンドの経営者も苦しんでいたのですね。

「エコ化」の被害者です。




スタンドの減少は、実生活では不便極まりない現象です。

給油するために遠回りをして

遠くのスタンドまでガソリンを消費するという

「エコ」に反する奇妙な状況に陥っています。


燃料警告ランプが点灯すると、

これまでは「まだまだいける」でしたが、

最近は「やばい、はよ入れトコ」に変わりました。




低燃費車に乗り換えろということなのか。

カーマニアだけど、リーマンショック以来、

我慢や節約を強いられている私にとっては辛い話です。



いつの日か、一頃のように、

もっと高性能車に乗って燃費を気にせず

ぶっ飛ばせる日を心待ちにしているのに・・・

道遠し・・・ですね。