ビジュアル系ファンをこんなに長くやってるんですから、自分好みの分野で未開拓なバンドなんて居ないと断言できます。いや、出来ていました。
甘かった。いるいるめっちゃいる。
アンテナふにゃふにゃだ。
そんな「どこにいたの?気付かなかったよ!」バンドシリーズ第一弾。
その名は『鴉』。ご存じの方はどのくらい居るのでしょうか。
知らなかった。昭和っぽくてエモなメロディと展開の楽しさ激しさと叙情的な詩世界と根暗な世界観。こんなに大好物の要素を詰め込んだバンドが2000年代から居ただとぅ?しらん!ほんとに居たの???
シングル最高位
1枚目 50位
2枚目 85位
3枚目 129位
4枚目 97位
5枚目 116位
アルバム最高位
1枚目 84位
2枚目 80位
3枚目 84位
4枚目 128位
いやぁ・・・日の目を見ないバンドだったんですね。4thシングル「巣立ち」なんて深夜ドラマ「闇金ウシジマくん」のテーマソングを3期連続で担当していてこれ。2018年に出したアルバム以降、リリース情報なし。というよりネットで拾える情報が少なすぎる。
出会いは3rdシングル『黒髪ストレンジャー』。直感的にタイトルに引かれて聴いてみると・・・叙情的な詞世界とワクワクするようなスリリングな展開と、やや粗めのそれでいて「イイ声」なボーカル。実に引き込まれる曲でした。「直線的黒髪ストレンジャー♪」を何度も口ずさむ自分に気付きます。こりゃたまらんと他の盤を聞き倒してみました。
3rdアルバム『終繕』収録。たまりません。曲調も素敵なのですが、詞がもう純愛すぎてたまらない。『目と目が合うそのたびに、君が汚れてしまいそうで』・・・どこからそんな言葉が出てくるんだろう。胸を締め付けられるフレーズに心が震えます。切なさ大爆発。究極のラブソングだと、個人的に思います。
他にも良曲はゴロゴロしていますが、好みの曲をプレイリストに落としていったところ⋯なんと2ndアルバム『天使と悪魔』の全曲が該当してしまいました。神盤決定です。この感覚・・・TRANSTIC NERVE『RAISE A FLAG』、シド『憐哀』以来の衝撃です。前後の音源はどこかかりゆし58やモンゴル800臭のする楽曲もチラホラあって上手く没頭出来ずにいますが、この『天使と悪魔』は全編通して好みが過ぎます。ボーカルがギターも兼任している分、歌声とギターの音色の親和性が非常に高い。声とギターのツインボーカルとでもいいましょうか。ベースの方もサポートボーカルのクレジットがありますので、音数が少ない割にバンドの音そのものが歌っているように感じるのはそのせいなのでしょう。どこか昭和チックでノスタルジックな楽曲と文学的な詞世界、吐き出すような劇場的なボーカル。そうか、MUCCなんだ。20~30代に体中に取り込んだMUCCの血が流れるこの体に、耳に、ドクドクと鴉の音が流れ込んできます。
いったいどんなバンドなの???
いや普通!
いい。いい。長年聴いていて人からビジュアル系ってナニと聞かれる事が多いですが、結局は音楽性なのですよ。見た目じゃない。ゴテゴテしてるかどうかなんかじゃない。誰がなんと言おうとこれはビジュアル系の名盤なのです。というかボーカルの見た目が好きすぎる(見た目かい)。文学系ロック万歳。
LIVEに行きたい!と思い検索すると、あるじゃないワンマンが。
鴉HALL ONEMAN LIVE 2026
「おかえりの在り処」
日程:2026年8月11日(火祝)
会場:あきた芸術劇場ミルハス中ホール
・・・・秋田。片道8時間。
あきらめた!
そのうちこっちでやっとくれ!今度こそアンテナ張っとくから!
さ、2nd以外も聴き込むぞー♫


