今年の運動会は、私のポンコツぶりが目立った。

 

事前に、周囲からの情報で椅子を設置できる後方に場所取りをしようと思っていたが、土壇場の周囲の意見に流され前から二番目を取る。


…しかも、完全にチュチュ子の立ち位置と逆に場所取りをする。


お陰で、人を目で追うのが苦手な旦那がビデオで録画を何度も取り逃す。

今年は全く取れてない。

怖くて見られない。


罪悪感から、全くチュチュ子を見れなくなる。 


お陰様で…チュチュ子は徒競走5位でした。

 

ダンシング綱引き。

と言う、短めダンスを踊った後に綱引きをする斬新な競技は遠目で見る。


リレーの走る位置からも遠かった。

でも、思ったより早く走っている様子だった。


ちなみに、チュチュ子のチームは1点差で負けた。


ただ、そんな運動会でも終了後楽しかったとチュチュ子が連呼していた。

負けても楽しめるなんて成長だ。

以前は、泣いたりはしないが目を背けたりジメジメ落ち込んだりしてた。


四年生、成長してきてると思う。


一つ、とても感動したことがあった。

チュチュ子とは関係の無いことなんだが。 

 

他の学年で狩人競争。

なる競技があった。


「小学校の卒業生」とか

「朝食にパンを食べた人」とか

色々なお題が出て、それに合わせて人を借りて走るのだ。 

 

初めて見た競技だったが、この小学校では良くやる種目らしい。

すると、競技開始前あたりから、中学生がグラウンドの撮影場所の空間に集まり始める。

多分2、30人は居たのでは?と思う。


なんだろう?と思ったら。

競技に参加するためであった。

お題に合わせて集まってた中学生がグラウンドの中に走り出し、競技参加の生徒に向かって手を取ってゴールに向かう。


普通の狩人競争は、生徒が人を必死に探すと思うのだが、卒業生の方が嬉々として走り出しその競技に参加するのだ。

中には野球部のユニフォームを来た学生も居た。男女問わず楽しそうに競技に参加していた。


時々、在校生でゆっくりさんや、お手伝いの必要な生徒が居て、直ぐ走れ出せない子も居た。でも、そんな子の為にも卒業生の中学生は走り出す。最早スタート地点では?と言う所まで走り寄って手を取って、ゆっくり歩調を合わせて走りゴールする。


昨今こんな平和な心を持った中学生が居るだろうか。

しかも、こんなに大勢。

自分の卒業した学校の生徒の為に、運動会に喜んで参加する思春期の子ども達を見て、何て優しい世界なんだろう。素敵だな。と感じた。



 

 



 

 



 

 

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