今日は私の話

私は、昔昔...保育系の学校を卒業した後、児童養護施設と言う所で働いておりました。

児童養護施設とは、分かりやすく言うと虐待を受けた子が集められて暮らす所です。

勿論、中には両親を亡くして...もしくは、シングルの親子さんが亡くなって入所するケースもありますが...そんなのは、全体の数%程度でした。後は、虐待(※あくまで、私の働いてた施設の話です)。

虐待と言っても、叩かれたりとか、性的虐待とかもそこまで多くなくて...勿論ありますがね。

全体のほぼ半数を占めるのがネグレクト(育児放棄)です。

3才で入所するまで、ご飯はみそ汁と米がほぼ毎日だった子がいました。

それは、まだいい方で...
幼児期に風邪なのに腐った生卵の卵かけご飯を食べさせられて嘔吐した思い出を語る高校生もいました。

夜中に毎晩狂ったように泣く三歳児もいました。(多分夢の中で何かされてたのだと思います。実母に...)

テレビコマーシャルの一家団らんの食事の映像を見て「先生こんなの(現実に)無いよね」と真顔で聴いてきた中学生もいました。

それでも、まだ施設に辿り着いた子達は多分マシで。
きっと、ご飯も与えられなくて...家からも出られない。そんな子も沢山要ると思います。

本当にそんな子達が、今のコロナでどんな風に過ごしているのかと思うと、たまに気持ちがギュッと辛くなります。

逃げて欲しいし、もしそんな疑いのある子は、誰か助けてあげて欲しいと本当に思います。

もう、施設の仕事に携わらなくなって何十年と経ってしまいましたが...子ども達の事を忘れる日はありません。
自分の子では無いけどね...
どこか、自分の子みたいでした。

皆が、当たり前の幸せを大切に出来る生活をしていられることを私は祈ってます。

自分が、凸凹の育児に携わることになって思ったのは、これは...普通の親でも叩いたりエスカレートした暴力に繋がるな...と思いました。

コロナウイルスで、本当にそういった子どもが増えないで欲しいと願ってます。

お願い増えないで!増やさないで!

そして、辛い子どもは警察にでも児童相談所にでも逃げて!最悪隣の家でも向かいの家でもいい!
そして、何があっても逃げて!

帰らないでね。
帰るのは簡単。
大きくなっても帰れます。
子どものうちは、逃げて。

そして、助けられる大人は助けてあげて下さい。

虐待しそうな親は、子どもから離れて下さい。

ネグレクトしそうな親は...
食パンだけでも置いておいて欲しい。

とりとめの無い文になりましたが、小さな命を助けて欲しいと思います。

コロナ休暇が長引いて、そんな事を毎日考えてしまうので...ちょっと吐き出してみました。




昔はありませんでしたが、今は、189
で直ぐに繋がるんですね。

本人がかけてもいいんじゃないかしら...