妻に離婚を告げた


「離婚しよう

理由はあなたの不倫


何年経っても不倫の記憶が消えない 

あなたがした行為

とった態度

放った言葉

一日に何百回と思い出す

その度に悲しみや憎しみの

負の感情が湧いてくる


一緒にいても辛いだけ 

修復する気持ちはもうない 


子供達が家を出れば二人だけの生活になる 

関係はもっと悪くなる 

お互いのために別れた方がいい 


弁護士に財産分与について相談してきた 

法で決められた通り半分に分ける 

現金、口座預金、投資信託、不動産の売却益、全て調べた 

(財産分与と条件を一覧にした紙を渡す)


 離婚成立は来年の3月が期限

4月からは別々に暮らす 

それまでに家を出る準備をして欲しい 


 2週間後、離婚の条件に合意するか 

あなたの気持ちを聞く 

合意できなければ家庭裁判所に 

離婚調停を申し入れる 

タイミングを見て子供達と親にも 

離婚の意思を伝える 」



 一方的に僕がしゃべっていた 


妻は終始硬い表情で黙って聞いていた 

そうしてこう言った 


 「これからどうやって生活していけばいいの?」 


「知らない、自分で考えな

誰のせいでこんな結果を招いたと思ってる?

不倫さえしなければ普通に暮らしていけたんだ」


「そうだよね」


 離婚を拒否する言葉はなかった 

いつかこうなると 

観念した感じだった


結婚して29年

僕らは離婚する