日本の風景が今、私たちの預かり知らぬところで劇的に書き換えられています。「人手不足」という免罪符のもと、閣議決定のみで加速する外国人労働者の受け入れ拡大。その裏側では、ホワイトカラーの特権を持つ外国人「技人国」が、現場で働く「技能実習生」を管理・教育するという、日本人が介在しない“外国人による外国人のための支配システム”が完成しつつあります。

国会を形骸化させる「閣議決定」による急拡大の真実

岸田政権下において、日本の労働政策はかつてないスピードで「開放」へと舵を切りました。その手法は、国会での議論を回避する「閣議決定」です。

 

 

項目 以前(岸田政権初期まで) 現在・今後の計画(閣議決定後)
特定技能2号(定住・永住可) 2業種のみ 11業種(約5.5倍に拡大)
受入れ上限数(5年間) 約34万人 約82万人(2.4倍に急増)
決定プロセス 国会での法案審議が中心 主に閣議決定による運用の書き換え

 

特に「特定技能2号」は、家族帯同が可能で永住にも繋がる、事実上の移民資格です。これがわずか2業種から11業種へと、国会のチェックなしに拡大された事実は、民主主義の根幹を揺るがす事態と言っても過言ではありません。

特権的ホワイトカラー「技人国」が現場を支配する仕組み

この急増する現場労働者を束ねる役職として、今、日本国内で爆増しているのが「技人国(技術・人文知識・国際業務)」という在留資格を持つ外国人です。彼らは、技能実習生や特定技能1号とは一線を画す「特権」を与えられています。

 

項目 技能実習・特定技能1号 技人国(ホワイトカラー)
在留期間 期限あり(通算5年など)   更新し続ければ無制限
家族の帯同    原則不可(2号は可) 最初から配偶者・子を呼べる
転職の自由 非常に厳しい制限あり 同じ職種なら比較的自由
永住権 原則10年以上の在留が必要 最短1年〜で申請可能(高度人材等)

 

「技人国」が急増している現状

 

現在、この「技人国」の在留者は右肩上がりで増えており、2023年末には約36万人を超え、過去最高を更新し続けています。

増えている主な要因は以下の通りです:

  • コンビニや飲食店の「店長候補」: 現場作業ではなく「店舗管理・マーケティング」という名目で雇用されるケース。

  • IT業界のエンジニア: 日本国内のIT人材不足を埋めるため、ベトナムやインドなどから大量に採用されています。

  • 「特定技能」への踏み台: 留学生が卒業後、まずはこの資格で就職し、日本に定住するケースが一般的です。

これにより、企業は日本人の管理職を雇わずに現場を回せるようになりますが、それは同時に「日本人による技術継承の断絶」と「外国人による階級社会の定着」を意味しているのです。

自治体を蝕む「コストの逆転」と社会保障の抜け穴

政府が「経済成長」を謳う裏で、生活現場では目に見えないコストが日本人住民に押し付けられています。

  1. 住民サービスの質とコストの逆転

    外国人労働者が納める税金以上に、多言語対応の役所窓口や、ゴミ出し指導、さらには日本語が話せない子供のための特別授業に多額の税金が費やされています。これにより、日本人児童の教育機会が実質的に奪われるという「目に見えない損失」が生じています。

  2. 社会保障の「ただ乗り」問題

    「性善説」に基づいた日本の制度が、今や最大の弱点となっています。海外に住む親族を扶養に入れたことにする「海外扶養控除」による節税や、保険料を十分に納めないまま、日本人が積み立てた高額な医療給付を受けるケースが後を絶ちません。

  3. 日本人の「自浄作用」の喪失

    本来、労働力不足は「賃金の引き上げ」や「機械化・効率化」によって解決されるべきものです。しかし、「外国人を呼べばいい」という逃げ道があることで、日本の賃金は抑え込まれ、生産性が低いままの「低賃金国家」へと凋落し続けています。

誰がこのシステムを作り、誰が笑うのか

 

マスコミはこの「構造的な破壊」を報じません。なぜなら、広告主である大手企業こそが、この安価な労働力の供給システムを最も望んでいるからです。

政治、財界、そしてメディア。この「三位一体」が国民の知らないところで閣議決定を繰り返し、日本の形を静かに、しかし確実に壊しています。私たちが「気持ち悪い」と感じるその違和感の正体は、この巨大なブラックボックスによる支配そのものなのです。

まとめ:蝕まれる日本の未来

私たちが知らないうちに、閣議決定という手続きで「実質的な移民政策」はシステム化されました。

日本人の若者が非正規雇用に苦しむ一方で、特権的なホワイトカラー外国人が指導者となり、その下に期限付きの労働者が補給され続ける――。これが現在の日本が選んだ、あるいは「選ばされた」姿です。

今、このシステムに疑問の声を上げ、ブラックボックス化した政策決定プロセスを直視しなければ、私たちの社会は根底から変質し、二度と取り返しのつかない未来を迎えることになるでしょう!