みなさま
おはようございますこんにちは
ブログをご覧いただき
ありがとうございます
こちらの記事ではボイストレーニングについて書いております。
以前に体験レッスンで
/
音痴は治せますか?
音痴なんですがどうしたら
よいですか?
\
というご質問を度々いただいておりました。
リズムが取れないことを
リズム音痴と言うこともあるようですが
生徒様からのご質問の内容は
音程が正しく取れないという意味が
ほぼでしたので
こちらの記事では
音程に関しての内容を書いております
音痴なんです
とおっしゃる生徒さんにかぎって
実際には音程が取れないという方は
いらっしゃいませんでした。
厳しい客観的視点をもっている時点で
それは違うのかもしれません。
人間は生身の肉体を持っているため
体調やホルモン、また心身のコンディション等の関係で
日によって音程が多少揺れることは
ありますし
ボイトレ開始の初期の頃は
発声のための筋肉を鍛える前段階で
発声器官が実際の音程に
ついていけないこともあったりするので
これらは
一般的に言われる音痴ではありません。
コンディションなどが原因でなく
本当に音を取ることが得意でない場合
Yokkomanは過去に2名の生徒さんをレッスンしたことがありました。
お二人共男性の方で
レッスン前にお話を伺う際に
音程についてのご質問は特になく
レッスンを開始してお声を聴いてから
音程を取ることをまず課題にしていきましょうと講師側で判断しました。
一名の方は
バリバリの体育会系の方
お仕事の接待でカラオケに行かなくては
行けないので集中的にボイトレを
行いました
もう一名の方は
キャリアアップのために通われている
音楽関係の学校の単位取得のための試験対策で必要とのことでした
レッスンが始まりお二人共
音程が取れていない箇所が
あることへの認識がなかったので
まずは
発声しながら音程が取れていない箇所を認識していく作業を行っていきました
お二人共
ある期間集中してのレッスンだったので
内容を詰めて行っていましたが
特に試験対策の生徒さんの方に関しては
試験がかかっているため
スパルタレッスンとなりました
数ヶ月の間に
バリバリ体育会系の生徒さんは
音程の認識に変化があり
低く歌っていた箇所の一部を正しい音程で
歌えるように改善が見られました。
試験対策の生徒さんは
レッスン開始からすぐにあった1回目の試験は通過できず
鬼レッスンを続け
レッスンの中で行ってきたことの一つ
それは
裏声の練習を取り入れることです。
音程を取ることが苦手であることの
要因の1つには裏声で使われる
輪状甲状筋という
声帯周りの筋肉を使ってきていない
ということが考えられます。
輪状甲状筋は
音程の変化に対応する筋肉で
伸展筋というのびのび~伸ばし広げたり
することができる筋肉になります
ストレッチ筋ですね
声帯をコントロールする筋肉には
大まかに①伸展筋と②閉鎖筋があり
閉鎖筋の方は閉じるための担当筋
地声を出す際に使われる
閉じる担当の閉鎖筋の方が数が多くあり
どうしても強く働きがちに
そうなると、、、
音程を担当するのびのび~の伸展筋の方の輪状甲状筋は出番がなくなってしまい
輪状甲状筋の叫び
のびのび~して音程取りたいのに
閉鎖筋の出番が多すぎてあたいの出番がないよっ
特に男性はのびのび~の伸展筋は
輪状甲状筋のみになり
普段、裏声を使う機会がないと
眠ったままになっています。
音程担当の
輪状甲状筋の出番ないことが
⇒音程を取りにくくする
ということが考えられる
では
音程を取りやすくするためには
この
のびのび~音程担当の
輪状甲状筋を使うようにするとよいということで
ファルセットと呼ばれる
息漏れした裏声の練習
この練習により
輪状甲状筋が優勢にはたらいてくれるようになるのです
音程を正しく取れるようにするために
必要不可欠な練習と言えます。
それができたら追い追いは
バランスよく閉じる担当の閉鎖筋も
あわせて使っていくと
裏声と地声を混ぜ合わせた
ミックスボイスと呼ばれる
声を出すことに繋がっていきます
お声がありましたが
息を漏らしたように出す
がんばらない
ちょっと間の抜けた感じの声
機関車の汽笛「ホ~ホ~」や
フクロウの鳴き声「ホ〜〜ホ〜〜」
カップルを冷やかす声「ヒュ〜ヒュ〜」
などの物まねがイメージつきやすいかな
と思います
レッスンをしていたお二方とも
裏声の練習を重ねていくことで
本来よりも低く歌っていた音程箇所が徐々に高くなっていきました。
ちなみに
ポップスで高い音を地声で強く出したいと
いう目標を聞くことがよくありましたが
どんなに地声だけに聞こえたとしても
地声だけで高い音は決して出せず
喉を痛めちゃいます
裏声も実は秘かに参加していてこそ
高い音が伸びやかに出せるのです
そのことからも
喉を守って長く歌うためにも
裏声の練習をあわせて行っていくことは
やはり必要不可欠になってきます
土台である裏声の練習も取り入れて
バランスよく声帯筋を使っていくこと
が大切です
誠にありがとうございます
みなさまが
結果すべてうまくいく
この一週間も
たくさんの佳き事がみなさまの元に
ありますように