皆様こんにちわ、ゴミ王河童でございます。
当方、定年・還暦前の老人でございます。
いやぁ、昨日は大阪地方も30℃をゆうゆう超えまして、
クソ暑かったですねぇ~♪
で、まだ6月で、暑気払いには早いのですが、
少々涼しげ?な過去写真を再掲いたしたいと存じます。
題しまして、
暑気払い・妄想奥穂敗退登。
当方、登山者としましてはド素人のままで終わってしまいましたが、
槍穂高は計5回挑戦しまして、
4勝1敗の戦績?でございました。
①2013年11月 2日 奥穂 ○(山頂展望なし)
②2013年11月 9日 奥穂 X(3015m付近で敗退)
③2014年10月31日 槍 ○(山頂ドン曇り)
④2014年11月23日 槍 ○(山頂快晴)
⑤2015年11月 6日 奥穂 ○(山頂快晴)
すべて無泊(日跨り日帰り)+単独行でございます。
本日は②の敗退記でございます。
では少々の暑苦しいお時間、お寒くお楽しみくださいませ♪
2013年11月 9日 快晴
深夜1時半頃に岐阜側の新穂高温泉無料駐車場を出発、
早朝3時前後に白出沢出合の穂高登山口にやってまいりました。
相変わらずの変態登山の極みでございます。
お馴染みの心に沁みます看板でございます。
重太郎橋(撤去済)付近の岩に腰掛けましてお茶しているところでございます。
※現在は2020年の地震による岩盤崩落によりまして、
この付近の地形は大きく変わりまして、
いわゆるバリエーションルートの指定になっておりますので
ご注意ください。
明け方6時前、白出沢舌端からの眺め、
穂高の山並みは新雪で白くなっております。
当然ですが、
この日は行き帰りの道中では誰にも逢いませんでした。
同じく白出沢舌端から、当方が大好きな無名岩峰の眺めでございます。
朝7時をちょっとまわったところ、
白出沢の単調な登りに取り掛かっております。
天気は凄く良かったです。
白出沢の左岸。
上がっていきますと、だんだん、
左右の岩壁に白い物が見えるようになってまいります。
右岸は奥穂本体ですが、こちらは岩のウロコの様相でございますね。
左岸上部、こちらは涸沢岳の山体でございます。
わざわざヒマラヤまで行かずとも、
ヒマラヤに来ちゃった感を味わえると思います♪
白出乗越が目前・・・に見えるのですが、なかなか近付きません!
このなかなか近付かない感は、
ここを登ったご経験おありの皆様にはご理解いただけると思います。
白い物は雪だと思われるかもしれませんが、
カチンコチンの氷でございまして、
つるつる滑りますので、アイゼンを装着いたしました。
沢の最上部ではちょっと冷たい吹きおろしの向かい風に耐えまして、
無事、白出乗越にご到着!
左の氷は素手で触りますと手を切りますので、触らない方がよいです。
ジャンダルム様も出迎えてくださいます♪
写真がお好きな方で、
白いジャンダルム様を撮ってみたい!という方にも、
この新雪の季節はお薦めでございますが、
とにかく寒いですので、
くれぐれもご自身のご健康とご相談の上、チャレンジしてみてください。
この一週間前の2日に来た時はまだ登山者がおりましたが、
穂高岳山荘も4日に閉まっておりまして、
ツララが垂れているのみでございました。
前穂様でございます。こっち方向はちょっと雲が出ておりましたが、
写真としましては青空よりも好印象になりました。
せっかくここまで来ましたので、上の梯子のところまでは登ってはみましたが、
とにかく氷が硬く、
そもそもピッケルを忘れてくるという致命的なミスをしておりまして、
目でたくここでご敗退となりました。
白出乗越に降りてまいりまして、涸沢側を見下ろします。
白い点々はキャンプ場に雪が埋まった(詰まった)様子ですかね。
タコ焼きと同じ原理かと思われます(笑)
10時過ぎには帰路に着きまして、
下りの白出沢では2度、スッテン(転倒)をやらかしました。
前方二回の前転で止まったところ。アイゼンはもう要らんな、と、
ついでにここで外しました。
(わたくし元野球部員ということもありまして、
転倒時の受け身は一応心得ております。)
二回目のスッテン(転倒)はこのピンクリボンを撮った直後にやらかしました。
一回目よりもこちらの転倒のほうが痛かったですが、怪我はしません。
まぁ生きてれば何度でも来られるよなぁ~というところでございまして、
二年後にリベンジできました。
渇水期ということもあり、難所と言うほどではございませんが、
この重太郎橋(撤去済)の浅瀬をわたりますのが唯一、神経を使いますね。
渡り終えました。
この当時もバリエーションの雰囲気はまぁまぁあったように思いますね。
ということで、無事、15時台に登山口に帰ってこられました。
まぁ安全第一、今思い出しましても、
敗退(引き返し)は恥でもなんでもなく、
自重してよかった、と思っております。
では本日はお粗末様でございました。
ではまたさよおおなら。