広島県産業奨励館 (原爆ドーム) と銅屋根の緑青(ろくしょう) | ヒロシマ平和公園の四季 第2部

ヒロシマ平和公園の四季 第2部

原爆投下により広島の街は「ヒロシマ」に変容しました。その悲劇から70年あまり平和な町に復興しました。しかし、平和公園には「ヒロシマのこころ」が息ずいています。四季の移ろいとともに語り継ぎます。

「原爆ドーム」は、1945年8月6日に広島市に投下された原子爆弾の悲惨さを伝える建造物であり、広島平和記念碑とも呼ばれています。この建物の特徴的な丸い屋根は「クーポラcùpola (イタリア語),円蓋(えんがい)」と呼ばれ、銅板で覆われています。銅屋根は緑青の働きによりメンテナンスフリーで、再建や改築の際には回収してリサイクル原料として再利用できるそうです。この歴史的な建物は、戦争の恐ろしさを知るだけでなく、近代建築の造形美も感じさせます。ひ