現代大傑作『孤狼の血』 続編製作決定 | 俺の命はウルトラ・アイ

現代大傑作『孤狼の血』 続編製作決定

  『孤狼の血』は、二十一世紀十七年の日本映画の歴史

において、最深最強の大傑作と明言します。

 

 役所広司氏のファンとして、その深き演技と重い存在感に

応える脚本・演出が具現しました。

 

 『孤狼の血』

 映画 トーキー 126分 カラー

 平成三十年(2018年)五月十二日公開

 制作国  日本

 製作 「孤狼の血」製作委員会

 

 

 役所広司(大上章吾)

 

 

 松坂桃李(日岡秀一)

 

 真木よう子(高木里佳子)

 

 滝藤賢一(嵯峨大輔)

 

 音尾琢磨(吉田滋)

 駿河太郎(上早稲二郎)

 中村倫也(永川恭次)

 阿部純子(岡田桃子)

 

 岩永ジョーイ(善田大輝)

 九十九一(善田新輔)

 田中偉登(柳田タカシ)

 野中隆光(備前芳樹)

 

 神原一生(有原巡査)

 賽原健

 黒石高大

 木原真之介

 ウダタカキ(賽本友保)

 近江海翔

 

 

 中村獅童(高坂隆文)

 

 竹之内豊(野崎康介)

 

 西川雄大

 島津健太郎

 深準

 竹内恵美

 横山雄二

 二又一成(ナレーター)

 

 町田マリー(瀧井洋子)

 竜のり子

 範田紗々

 中山駿(吉原圭輔)

 小豆畑雅一

 

 勝矢(関取こと苗代広行)

 さいねい龍二(菊地)

 瀧川英次(毛利克志警視正)

 井上準(岩本恒夫警視長)

 

 嶋田久作(加古村猛)

 矢島健一(友竹啓二)

 MEGUMI(上早稲潤子)

 伊吹吾郎(尾谷憲次)

 

 

 ピエール瀧(瀧井銀次)

 

 田口トモロヲ(土井秀雄)

 

 石橋蓮司(五十子正平)

 

 江口洋介(一之瀬守孝)

 

 

 企画プロデュース 紀伊宗之

 プロデューサー  天野和人

 

 原作 柚木裕子

 

 脚本 池上純哉

 

 撮影 灰原隆浩

 美術 今村力

 照明 川井稔

 録音 浦田和治

 

 音楽 安川吾朗

 

 制作プロダクション 東映京都撮影所

 製作統括 本次谷良助

 

 配給 東映

 

 監督 白石和彌

 

 ☆☆☆

 中村獅童=二代目中村獅童

 ☆☆☆

 平成三十年(2018年)六月二日 

 十三時五十分→十六時 

 TJOI京都シアター5 H‐9席にて鑑賞

 

 

 柚木裕子先生は五十歳の若き美人作家。その方がこの

ハードな世界を書いて下さった。

 

 白石和彌監督は四十代の若き巨匠。

 

 松坂桃李氏は二十代。

 

 現代でもこれだけの大傑作が撮れる。

 

 江口洋介氏の役名が一之瀬守孝で、役所さんに「もりたか!」

と呼ばれるのが楽屋落ちでクスっとしました。

 

 柚木裕子氏著『凶犬の眼』がベースとなる続編が製作され

るそうです。

 

 一作目が大傑作であった場合、二作目は超えるのは勿論の

事、匹敵することも難しい。『孤狼の血』は完璧な構成だから

続編は無いほうがいいかもしれないという気もしてるんです。

 

 『宮本武蔵 般若坂の決斗』『続 男はつらいよ』『戦争と人間

第二部 愛と哀しみの山河』 『仁義なき戦い 広島死闘篇』『ゴ

ッドファーザーPARTⅡ』のように第二作が大傑作と言う例も勿論

あります。

 

 第二作監督は白石和彌監督なのかどうかわかりませんが、

白石監督に演出して欲しい。

 

 役所さんは回想シーンで出演になるのかな?

 

 昭和四十九年の日本映画なら、『孤狼の血』はこのキャス

トかなと逆転妄想が湧いてしまった。

 

 

 菅原文太(大上章吾)

 

 

 沖雅也(日岡秀一)

 

 野川由美子(高木里佳子)

 

 菅貫太郎(嵯峨大輔)

 室田日出男(吉田滋)

 川谷拓三(上早稲二郎)

 

 

 片桐竜次(永川恭次)

 池玲子(岡田桃子)

 石橋蓮司(善田大輝)

 汐路章(善田新輔)

 

 

 嵐寛寿郎(尾谷憲次)

 

 

 岸田森(高坂隆文)

 伊吹吾郎(野崎康介)

 

 酒井哲(ナレーター)

 大前均(関取こと苗代広行)

 唐沢民賢(毛利克志警視正)

 西田良(岩本恒夫警視長)

 

 成田三樹夫(加古村猛)

 藤岡重慶(友竹啓二)

 林彰太郎(土井秀雄)

 小林千枝(上早稲潤子)

 

 

 小池朝雄(瀧井銀次)

 金子信雄(五十子正平)

 

 

 松方弘樹(一之瀬守孝)

 

 映画の時代は昭和六十三年から四十九年を回想する

物語ですが、四十九年において柚木裕子先生は六歳、

白石和彌氏は乳幼児の赤ちゃん。そのお二人が、今年

大いなる傑作を生みだされた。

 

 妄想で現代の平成三十年から、タイムスリップして昭

和四十九年の映画界で 『孤狼の血』が映画化されたら、

上記の大名優陣が演じたかなと思いました。

 

 

 『仁義なき戦い』公開四十五年の今年『孤狼の血』が

生まれたことは大きいです。

 

 二つの偉大な傑作に出演された伊吹吾郎氏の感慨

は深いと思います。

 

 上田の兄弟から尾谷の御大へ。

 

 伊吹さん登場シーンは、心で震え、「まさに御大」と

腹の底で実感しました。

 

 役所広司主演『孤狼の血』は二十一世紀日本映画の

代表傑作であります。

 

 続編は大変だと思いますが、期待しています。

 

 

                              合掌