渡哲也主演・加藤泰監督版『花と龍』の衝撃 | 俺の命はウルトラ・アイ

渡哲也主演・加藤泰監督版『花と龍』の衝撃


花と龍
 皆様。こんばんは。

平成二十八年(2016年)十月二十九日です。

本日は仕事の後、シネ・ヌーヴォで映画『花

と龍』を鑑賞しました。


 『花と龍』

 映画 トーキー  168分 カラー

 昭和四十八年(1973年)三月十七日公開

 製作   松竹

 原作 火野葦平

 脚本  野村芳太郎

      加藤泰

      三村晴彦

 音楽  鏑木創

 

 出演  渡哲也(玉井金五郎)

     

      竹脇無我(玉井勝則)

      香山美子(玉井マン)

      倍賞美津子(お京・お葉)

      石坂浩二(唐獅子の五郎・十郎)


      田宮二郎(流れ者栗田銀五)


 監督 加藤泰

 

 玉井金五郎は中国大陸(映画では「支那大陸」と

呼ぶ)で一旗揚げたいと願って妻マン・幼児の息子

勝則と線路を歩みます。

 若松港に行き、永田親分のもとで働き、存在感を

示します。

 幼い勝則が一人船に乗って水路に出てしまうと

流れ者銀五に救われます。銀五はマンに一目惚れ

して秘かに慕います。


 大親分の連合組の大庭親分から、老いた永田

親分に代わって玉井組を起こせと金五郎は勧め

られます。

 親分として貫録のある入墨を掘らねばと思ってい

た金五郎は、賭博師の美女お京と惹かれ合い、入

墨を掘ってもらい、感動のあまり、抱き合って浮気

してしまいます。


 マンは帰宅した金五郎が入墨から噂通りお京と

浮気したことを見抜き怒って家出しますが、駅で

盲腸の息子十郎の介抱に苦しむ唐獅子の五郎

を助けた際に、夫婦が揃って仲良くすることが大事

と教わり、金五郎のもとへ戻る決心をします。


 玉井組と友田組の対立で金五郎は銀五の襲撃

を受けて負傷しますが、銀五はマンに介抱の方法

を教え、マンは必死に看護して金五郎の危機を救い

ます。


 夫婦愛・親子愛の物語の傑作です。


 詳しい感想は後日述べます。


 加藤泰作品は、暖かくて深いです。




                              合掌