ウルトラセブン プロジェクト・ブルー | 俺の命はウルトラ・アイ

ウルトラセブン プロジェクト・ブルー

『ウルトラセブン』「プロジェクト・ブルー」

テレビ 25分 トーキー カラー

放映日 昭和四十三年(1968年)二月十一日

 

製作国 日本

製作言語 日本語

放送局 TBS系


 

監修 円谷英二

 

プロデユーサー 末安昌美
脚本 南川龍

 

撮影  逢沢譲

美術  成田亨

     岩崎致躬

照明  新井盛

音楽  冬木透

録音  松本好正

効果  西本定正

編集  柳川義博

助監督 安藤達己

製作主任 高山篤

製作担当者 塚原正弘

 

特殊技術

撮影 佐川和久

美術 深田達郎

操演 沼里貞重

照明 小林和夫

光学撮影 中野稔

助監督 東條昭平

製作主任 小久保輝吉

 

東京現像所 

キヌタラボラトリー

TBS映画社

 

 


出演

 


中山昭二(キリヤマ隊長)



森次浩司(モロボシ・ダン ウルトラセブン・声の出演)
菱見百合子(友里アンヌ)



石井伊吉(フルハシ・シゲル)
槐柳二(バド星人・声の出演)

中村晴吉(バド星人 スーツアクター)
沖田幸勝(バド星人 スーツアクター)

リンダ・マルソン(グレイス・ミヤベ)
栗葉子(グレイス・ミヤベ 声の出演)

 

野村明司(ミヤベ博士)
佐原健二(タケナカ参謀)

 


上西弘次(ウルトラセブン スーツアクター)
浦野光(ナレーター)

 


特殊技術 的場徹


 

監督 野長瀬三摩地

 

南川龍=野長瀬三摩地

森次浩司→森次晃嗣

菱見百合子→ひし美ゆり子

石井伊吉→毒蝮三太夫

 台詞の引用・シークエンスへの言及

は研究の為です。

 円谷プロ様・TBS様におかれましては

ご理解・ご寛恕を賜りますようお願い申

し上げます。

 ☆
 

 
 隕石が落ちて、山火事が起こる。


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  ナレーター

  「この山火事は新聞の片隅に小さな記事

   になり、それ程の大事件とは思われな

   かった。勿論、ウルトラ警備隊にも通報

   されなかった。」


 

ウルトラ警備隊作戦室

 キリヤマ隊長・アンヌ・ダン・フルハシが
いる。



 

  キリヤマ「フルハシ、ちょっとじっとしてい

        ろ。まるで動物園の熊だぞ。」


 

  フルハシ「いやあ、こう事件が無くっちゃ、

        体がなまってしょうがありません

        よ。月へ行っているアマギとソガ

        が羨ましいですねえ。」


 

  

 キリヤマ「事件の無いことは平和な証拠だ。

       いいことだよ。これでミヤベ博士の

       プロジェクト・ブルー、つまり、地球

       防御バリアが完成したら、いよいよ

       暇になるぞ。」

 

  フルハシ「しかし、隊長、月と地球を磁力線
       の網で包みこんでしまうなんでのは
       ちょいと、話が大き過ぎますねえ。」

 

  キリヤマ「フルハシの頭じゃ、
       考えつかんだろうね。」

 


  フルハシ「そりゃ、そうですよ。」

 


   ナレーター
   「その頃、ミヤベ博士は久しぶりに取れた
    休日を妻のグレイスと過ごす為帰宅の途中
    であった。明日はグレイスの誕生日であっ
    た。」

 


 車で自宅に向かっていたミヤベ博士は、何者
かが車の後方を歩んでいることに気づく。


  コートを着た男性だ。

 ミヤベは、男性に「どうぞ」と車に乗るよう、
誘うが、男の姿は見えなくなる。


 帰宅したミヤベを、妻のグレイスが出迎える。


 グレイス「ごめんなさい。明日は慈善パーティーが
      あるの。でも、早く帰ってくるからいい
      でしょう。」


 ミヤベ「僕も一日寝ていたかったんだよ。
     はい、プレゼント。」


 ミヤベが包みを渡す。中には白いドレスが入って
いた。

 
 グレイス「素敵だわ、いい方ね。あなたの休み
      が急に決まったから誰も
      お呼びできないわ。」


 

 ミヤベ「いいんだよ、グレイス明後日はもう
     月に帰らなくてはいけないんだから、
     せめて明日のお祝いは二人きりでやろ
     うよ。」


 すると突然地が揺れて、グレイスは怯え、ミヤベ
は彼女を励ます。

 


 ウルトラ警備隊作戦室

 フルハシ「月の基地のアマギからです。ミヤベ博
      士の計画の機材に爆薬を仕掛けている
      宇宙人らしき者を発見、追跡したら
      消えてしまったようです。」
      

 
 キリヤマ「フルハシ、アマギとソガに一層注意する
      よう言っておいてくれ。」


 ダン「何が起こりつつある、そんな予感がしますね。」


 キリヤマ「うむ、そうなんだ。」
 


 深夜、ミヤベ博士は寝室で、

不気味な宇宙人を見て飛び起きる。

 


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 グレイスも驚く。だが、既に宇宙人の
姿は無かった。

 

  ミヤベ「ここに化物が!」


  グレイス「貴方は疲れているのよ。」


 翌朝ミヤベが覚醒すると、グレイスは既に出か
けていた。

 

 朝食を取ろうとすると、ダイニング・テーブル
の下に階段があり、不審に思う。博士が階段を降
りると、机が降りて入り口が塞がり、博士は捕ら
えられてしまった。

 更に宇宙人は、博士を拷問台に縛り上げる。
この宇宙人は、寝室に現れた怪人であった。


  宇宙人「ミヤベ博士、目が覚めたかね。」

  
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ミヤベ「お前は誰だ!?」


  宇宙人「私はバド星人、宇宙の帝王だ。
      大分前にこの太陽系に来たことが
      あった。
      その 時は地球は未だ、火の玉
      だった。
      冥王星に知的生物がいた。
      我々の他にそんな生物の存在は
      許せない。
      根絶やしにしてやったよ。
      今度は地球の番だ。」
   

  ミヤベ「地球にはウルトラ警備隊がいる。
      むざむざと
      お前らにやられんぞ。」


  バド星人「ハッハッハッハ。この地球が
       無くなれば
       それで終わりではないか。」

  
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  ミヤベ「地球が無くなる?」


  バド星人「そうだ。我々は地球を爆破する。
       この宇宙から消してしまうのだ。
       だが、その前に、
       君の磁力バリアの作戦計画
       プロジェクト・ブルーの書類が
       欲しい。そのバリアに触れて
       我々の宇宙船が一艘爆発して
       しまった。
       未だ完成していないのに、
       部分的に完成していたんだね。
       プロジェクト・ブルー、
       それがわからないと
       我々の宇宙船が地球に入って
       来られない。
       それで君の家に来たんだ。」

 


  ミヤベ「それは言えない、死んでも言えない。」


  

  バド星人「君はその計画書をこの家に持って
       来ている筈だ。必ず見つけ出して
       見せるよ。ハッハッハッハ。」

 

 ホーク3号でパトロール中のダンは大気圏
内で放射能を検出する。

タケナカ参謀は、キリヤマ隊長に、プロジ
ェクト・ブルーが試験的には動き出してい
ることを告げる。

 

 帰宅したグレイスは夫の不在を不審に思い、
通報しようとするが、電話線は切られていた。


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 グレイスが階段を降りつつ恐怖におののい
ている様子を、バド星人は映像でミヤベ博士
に見せる。


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  バド星人「奥さんが大事なら書類のありかを
       言うんだ。アレを
       奥さんの上に落としてみようかね。
       それともあの手摺を落として
       みようか?
       どちらでも君の望みの方でいい。
       よし、アレだ。」


 

バド星人が言った「アレ」とは、シャンデリア
のことだ。
 そのシャンデリアが、グレイスの近くに落ちて、
彼女は気を失う。
 
   
   ミヤベ「どうした、グレイス、早く地球防衛
       軍に知らせるんだ。」

       

   バド星人「ハハハ、君の声が聞こえるものか。」

 


 アンヌは、ミヤベ博士の電話が通じないことを
報告する。
 電話線が切られたことを聞いたタケナカ・キリ
ヤマは護衛として、ミヤベ邸にダン・アンヌを派
遣する。

 バド星人が、グレイスの前に、姿を現し、その魔
の手が彼女に迫る。


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  バド星人「ふっふっふ」


  グレイス「きゃあ」
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 グレイスは恐怖感から、救助を求める声を挙
げる。


 ダン・アンヌは、ミヤベの家に着いた時、叫び

声を聞いて、ウルトラ・ガンでドアの鍵を壊し、ド

アを開いて、バド星人を焼殺して、グレイスを救

う。


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  ダン「奥さんを」

 



  アンヌ「大丈夫ですか?」

 


  ダン「ミヤベ博士は?」


 

  グレイス「わからない、早く、探して」

 


  ダン「アンヌ、奥さんを頼む」


 

  アンヌ「ええ」

 


 ダンは、新たに現れたバド星人を倒す。

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 そして、ウルトラセブンに変身して、邸内の
鏡に手をかざす。


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 セブンの手は鏡の中に吸い込まれる。ここか
らミヤベ博士が監禁されている場所に行けそう

だ、とセブンは直感する。


 拷問室には、バド星人のリーダーとミヤベ博
士がいた。

 


 バド星人「ウルトラセブンが来た。君の書類
      を見つけられなかったのは残念だ
      が、君を連れて行く。」
      


 ミヤベ博士「ウルトラセブンから逃げることは
       できない。」


 

 バド星人「なあに、我々はミヤベ博士を人質に
      連れている。攻撃は出来まい。

 


 バド星人は、ある機械を指す。


 

  バド星人「この機械は、地球を破滅させる為
       の爆弾だ。この爆弾は地球へのプ
       レゼントに置いていこう。2時間
       で爆発するよ。」
      

 


 バド星人は円盤で逃走する。セブンが円盤に
追いつき、内部に入る。


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 バド星人がセブンを攻撃する。


 セブンは、巨大化し、円盤を地上に降ろす。


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 外に現れ、巨大化したバド星人がセブンに挑む。


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 セブンは、バトルでバド星人を圧倒する。


 バド星人が命乞いをする。セブンが迷う。


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 この隙を見逃さず、バド星人はセブンを針で
襲う。


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 再び両者の激闘が再開する。


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 セブンは、バド星人を投げ飛ばし、脳天を
地に叩きつける。

 


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 バド星人は、血を吹いて、死ぬ。

 

 円盤内部

 

 セブンがミヤベ博士を救う。博士は自宅に、
地球を破滅させる爆弾が仕掛けられていること
をセブンに告げる。


 セブンは博士を自室に帰還せしめ、博士は
愛妻グレイスと歓喜の再会を成就し、抱きし
め合う。


  グレイス「ああ、あなた」

 


  ミヤベ「グレイス」

 
  アンヌ「ウルトラセブン、ダンが
      いないのよ。」

 

 
  セブンは頷き、先程の鏡の中に再び入る。




  アンヌは鏡に入れず、ダンとセブンを案
 じて鏡を叩く。

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 セブンは、爆弾を見つけ、宇宙空間に
 持って行き、地球を危機から救う。



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  アンヌ「それで、ミヤベ博士。書類はどこ
      に隠していらっしゃるんですか?」


 

  ミヤベ「隠してなんかいないよ。」

 


 博士は、グレイスのドレスを照らす。ドレスか
ら文字が浮かび上がった。

 


  グレイス「あなたのプレゼントにこんな仕掛
       けがしてあったの!?驚いたわ。」


  アンヌ「そうだ、ダンが戻って来てないわ。」


 

  ダンが戻ってくる。


  
  ダン「山の方へ逃げた宇宙人をやっつけて
    きたよ。」

 

  ダンはビデオシーバーで、キリヤマ隊長に

報告する。

 


  ダン「宇宙人は全滅。ミヤベ博士は無事に

     助け出しました。」

 


     
  アンヌ「全部、ウルトラセブンの働きです。」

 


  ダン「(アンヌに)こいつう。」

 


  キリヤマ「何、何が『こいつ』だ。」

 


  ダン、困る。

 


  アンヌとミヤベ夫妻が微笑む。

 


  ☆「宇宙の帝王」バド星人の存在感☆


  野長瀬三摩地監督は、ウルトラの歴史にお

いて、恐怖のドラマで、一時代を築かれた巨匠

である。

 

 『ウルトラQ』「海底原人ラゴン」『ウルトラ
マン』「人間標本5・6」、そして『ウルトラセブ
ン』「緑の恐怖」「明日を探せ」といった、監督
が担当された怪奇ドラマの傑作群は、名場

面を思い出す度に、ブルブル震えてしまう。


 江幡高志演ずる酔っぱらいのおじさんが、

気持ちよく鼻唄を歌っていると、ラゴンに出

会い、恐怖の叫び声をあげるシーンは、思

い出す度に冷や汗がでる。


 三面怪人ダダが、迫って来る場面の恐ろ

しさは、恐怖感の極みである。

 深夜に、無言で、次々と人間を襲うワイア

ール星人に、幼年期、怖さのトラウマを教わ

った。

 恐怖感とその感覚の昂揚という点に於いて、

野長瀬監督の演出は、傑出していて、強烈な

印象を、視聴者の胸と心に刻み付ける。

 

 本第19話でも、恐怖ドラマをじっくりと、描い
ておられる。


 落ちてきた隕石、山に燃え上がる炎。

 

 火には、「怒り」のような感覚が伝えられ、宇
宙からの攻撃の意志が地球に迫つつあること

を、視聴者に知らせる。


 

 見事な導入だ。


 ミヤベ博士が、コートの男に不審を感じる場

面も深い印象を残してくれる。


 博士の寝室に忍び寄る怪人。博士が覚醒す

ると、闇の中に、バド星人の恐ろしい表情が、ア

ップで現れる。

 反復をお許し下され。この場面、幼児期には

震えが止まらなかったものだが、今、中年にな

っても、やっぱり怖い。

 
 バド星人は、少しずつ、姿を見せながら、ミヤ

ベ夫婦をストークし、執拗に追い詰めて行く。


 本第19話は、恐怖のどん底に落とされた夫婦
が苦難と闘って、愛の世界を奪還する、夫婦愛
がテーマと思われるが、バド星人の恐ろしさ・人

間臭さのよる、個性の印象が強い。

 

 槐柳二の、しわがれつつ、威圧感豊かな声の
演技も、迫力に富み、視聴者の心を掴み、その
恐怖感を激しくする。


 第19話を傑作たらしめている根は、何か?

 バド星人の、激烈な存在感にある、と自分
は申し上げたい。

 
 ミヤベが知らぬ間に出来た地下室に入って、
バドの罠に填り、縄に体を絡め取られて、拉致
される場面も、恐ろしい。


 
 
 「宇宙の帝王」を自称し、岩のような頭部を
持ち、頑固な老人のようなバド星人は、恐ろし
い存在だ。

 ミヤベ博士を縛りあげて、その愛妻グレイス
を、しつこく、ネチネチと虐め抜く卑劣さに、
老獪で卑劣なキャラクターが色濃く現れている。

 

 地球人を蹂躙し、己の膝下に隷属させようと
するバド星人は、生物が、心身の根に深く持つ、
「自己愛」と「エゴイズム」を表現する存在な
のかもしれない。

 


 だが、バド星人は、バトルでは、弱くて、せこ
い。

 この当たりも、野長瀬監督が本作の前後で描

くダダやシャドー星人の人間臭さ(生物臭さ)と

相通じるところがある。

 ダダはウルトラマンに圧倒されて、上司に弱音
を吐く。


 シャドー星人は、セブンにバトルで倒されて、
謝罪して許しを乞い、セブンが油断した隙を突
いて、ガブラを放つ。


 バド星人の印象は、ことに鮮烈だ。セブンに
敗れて命乞いした後、すかさず行った針攻撃や、
岩投げなど、バトルに勝つ為なら手段を選ば

ぬ卑劣さが、視聴者の笑いを呼ぶ。どこか憎

めぬ愛嬌がある。

 


 恐ろしい怪人として、怖さを他者に与えるが、
ヒーローに叩きのめされると、にわかに弱さや
脆さを、何の恥じらいもなく、さらけ出す。


 怪人も、又、豊かな個性と人間味を持った生
物なのだ、と野長瀬演出は語っているようだ。

 
 グレイスの声の演技を担当されているのは、
栗葉子。氏は、アニメーションにおいても、大
活躍されている。

 自分にとっては、第19話から7年後のアニメ
『小さなバイキングビッケ』(1974-1975、フ
ジテレビ系)の主人公ビッケ少年の可愛い声に、
鮮烈な印象を受けた。
 

 クライマックスにおいて、ウルトラセブンが
鏡を通って、バド星人の円盤にたどり着いていく
場面も印象的だ。

 


 野長瀬演出は、「鏡」の持つ神秘性を見事に
光らせ、ドラマの神秘的で幻想的な雰囲気を、
一層豊かなものにしていく。


 ジャン・コクトー監督は、名作映画『オルフ
ェ』(1949 Orphee)において、鏡を二つの
世界を繋ぐ働きを持つものとして神秘的に描い
た。

 

 野長瀬監督の「鏡」の探求は、コクトーの

鋭い演出に匹敵する幻想性を、重厚に現出

している。


 ラストで、キリヤマ隊長に、微笑ましく叱ら
れたダンを見て、アンヌが微笑む。二人の仲

睦まじい様子を見て、ミヤベ博士夫妻もにこ

やかに笑う。


 四人を見守るように、カーテンが閉まるのも
演劇的な粋な演出で、かつ、余韻も深い。


 カーテンは、一つの夫婦と一組の恋人達を

祝福しているようだ。


 (この記事は2009年9月17日に発表しました

が、2016年11月26日に加筆し、2008年2月11

付で再発表します)


                  文中敬称略
   
  

 

 

参考資料
『ウルトラセブン』DVD.vol.5


 

                      合掌


 

                 南無阿弥陀仏



 

                      セブン