【イギリス総選挙】 労働党が単独過半数、14年ぶり政権交代 保守党は現職閣僚や元首相ら落選 | 自称投資家元シンガーソングライター松山栄一の写真・アニメ・時事ネタ他なんでもアリの超ウルトラ基地

【イギリス総選挙】 労働党が単独過半数、14年ぶり政権交代 保守党は現職閣僚や元首相ら落選

イギリスで4日にあった下院(定数650)の総選挙は開票が進められ、5日午前(日本時間同午後)の時点で、野党・労働党が大幅に議席を増やして単独過半数を獲得し、14年ぶりに政権を奪還した。旗

 

キア・スターマー党首はこの結果を受けて5日午後、バッキンガム宮殿を訪問。

 

国王から組閣を要請され、正式に新首相となった。

 

惨敗した保守党は、現職閣僚や元首相ら有力議員の落選が相次いだ。注意 

 

宮殿から首相官邸のあるダウニング街に入ったスターマー新首相は、初めて首相官邸前で国民に向けて演説。

 

新政権は「皆さんが労働党に投票したかどうかにかかわらず、むしろ特にそうしなかった皆さんに、直接申し上げます。私の政権は、あなたのために働きます」と約束した。 

 

選挙中から繰り返していたように、「国が第一で党は二の次」と強調した新首相は、「何百万人もの人の生活が不安へ悪化しているのに」あまりにずっと無視されてきたと主張。

 

自分の政権はたとえテレビカメラが回っていない時でも、苦しむ国民のために働き続けると言明した。 

 

その一方で新首相は、「国を変えるのは、スイッチを入れるのとはわけが違う」とし、変化の実現には「しばらくかかる」ものの、そのための作業はすぐに始まると約束した。 

 

新首相は、自分の政府は「落ち着いた、忍耐強い再建」に注力していくと述べ、「敬意をこめて謙虚な気持ちで私は、国の再建というミッションのため、奉仕するこの政府に、皆さんが参加するよう呼びかけます」と述べ、「私たちの仕事は急務で、今日からそれを始めます」と表明した。 

 

スターマー氏はこれに先立ち5日朝、支持者らを前に勝利宣言し、「私たちはやった」、「労働党は変わった。国のために奉仕する準備ができている。イギリスを働く人たちのために仕える国に戻す」と語った。 

 

開票は5日午後1時半(日本時間同午後9時半)までにほとんど終了し、当選が決まっていないのは2議席を残すだけとなっている。

 

労働党は412議席(211増)を獲得。アップ

 

保守党は121議席(250減)に落ち込んでいる。 ダウン

 

その他、自由民主党は71議席(63増)、スコットランド国民党(SNP)は9議席(38減)、シンフェイン党は7議席(増減なし)、民主統一党(DUP)は5議席(3減)、新党のリフォームUKは4議席、緑の党は4議席(3増)、ウェールズ党(プライド・カムリ)は4議席(2増)などとなっている。

 

中道左派・労働党は2019年の前回総選挙で戦後最悪の大敗を喫しているため、今回は目覚ましい逆転となった。

 

労働党の首相は2010年に退任したゴードン・ブラウン氏以来。 

 

今回の投票率は60%で、1885年以来の総選挙で2番目に低かった。あせる

 

今回より低かったのは、59%の2001年総選挙のみ。 

 

保守党は特に、2016年の国民投票で大勢がブレグジット(イギリスの欧州連合離脱)を指示した選挙区で得票率を減らした。

 

有権者の60%以上が欧州連合(EU)離脱を指示した選挙区では、得票率を前回総選挙から27ポイント下げている。 

 

イングランドとウェールズで、有権者の多くが住宅ローンを抱えている選挙区では、保守党の得票率は24ポイント減で32%になった。

 

これに対して労働党は、5ポイント増で28%になった。 

 

他方、イスラム教徒の住民が多い選挙区では、労働党の得票率が約23ポイント減の39%になり、保守党は得票率12ポイント減の約13%だった。

 

ガザ地区での戦争に対する政策をめぐり、保守党政権や労働党の姿勢を批判する無所属候補が出馬したいくつかの選挙区では、労働党が議席を落とす事態となった。

 

保守党の大敗は、自由民主党の復活と、右派のナイジェル・ファラージ氏率いるリフォームUKの議席獲得などが影響したとみられている。目 

 

この結果を受けてスーナク氏は5日午前11時前、首相官邸の前で国民と保守党に謝罪した。

 

国民に、「イギリスの政府は変わらなくてはならないと、皆さんは明確に意思表示しました。そして、判断として意味があるのは、皆さんによるものだけです」、「皆さんの怒りと落胆を聞きました。私はこの敗北の責任をとります」と述べた。 

 

そのうえで、スターマー氏が次の首相になると述べ、スターマー氏は「公共心のあるまっとうな人で、尊敬している」と話した。 

 

保守党党首としては、後任を決める手はずが整うまで、自分は党首の立場にとどまると明らかにした。 

 

スーナク氏はさらに、自分の祖父母たちがイギリスに移民してから2世代目の自分が初のアジア系首相になったことに触れ、「この国で実に目覚ましいのは、実に淡々としているところだ」と話した。 

 

スーナク氏はこの後、チャールズ国王に首相辞任の意向を伝えるためバッキンガム宮殿へ向かった。

 

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政権交代起きたな、少し揺り戻しはあったが412議席で労働党圧勝したなひらめき電球

 

時の政権与党に不満があるから変える、自然なことだよな!!

 

変えてもダメそうだ、だったら同じダメなら同じ所で、という発想をしているどこかの国ではなかなか政権交代が起きないのが嘆かわしいし、それだけ政治レベルが低い証拠だなむかっ

 

【イギリス総選挙2024】 労働党が単独過半数、14年ぶり政権交代 保守党は現職閣僚や元首相ら落選(BBC News) - Yahoo!ニュース