テレホン人生相談 2022年11月日

母親をどうしても好きになれない。

嫌いな人を好きになる事はない。イメージが変わる事もない。付き合えば付き合うほど嫌いになる。嫌いになって憎むようになる。

相談者 : 女53歳 離婚して 息子14歳 二人暮らし

父89歳 母88歳 

 

相談者 : 実家の母から私が昔、使っていたお人形とか、子供の頃きていた洋服とか、私が買ったけど使わなかった生地とか要らない者が送られてくる事です。「送ったから」と電話があって、箱が4つ、5っと届くんです。本当に要らない物なんで、「いらない」って言っているんです。それでも沢山送って来るんです。それで、「本当にいらない」って言うんですがまた、送って来るんです。送ってこられても、荷物に時間を取られるのが嫌だから、キツ食い、本当にやめてほしんです。

「やめて欲しい」って何度も伝えるんですけど、それでも何度も送って来るんです。それで、私は電話を取らなかったりするんですけど。

父に関しては認知症?と言う可能性はないんですけど、母に関しては、私と兄は少し疑っています。傍にいる父からしたらそんなことはないと言うんです。テレビとかも一緒に観るし、料理とかもするし。

母はずっと狭い枠の中で生きて来た感じです。商売の手伝いとかしていました。母とわたしとの関係は悪かったと言う自覚があります。

小学5年生の時に、転校して、新しいお友達が、遊びに誘ってくれたり、地域の活動に誘ってくれたりした時に、母に有無も言わずに断られた。わたしが手伝った時に、わたしの仕方が気に入らないと言ったり。父には母が話を作って伝えるからわたしの立場がないと言うか、わたしが叱られる。家から出られたら気にせずにいられるって、送られてくる荷物も捨てればいいって、ぐらいに思っていたんですが、それがもう、わたしがとても忙しいから、本当にやめて欲しいんです。

父は「ごめんね」って言う感じです。

父はわたしが母と仲が悪いのは知っていますが、わたしが父を庇うと母は、もしかしたら?父に食事を作らなくなるのかな?とか思ってしまいます。

母は物凄く激しい性格で、お皿を投げたり、水を顔にかけたりする人でした。兄にはしないんですけど。

 

柴田理恵 : 送られてくるものは、昔、あなたが大事にしていたお人形だったり、着ていた服だったりでしょう?。それをずっと、取ってあった訳でしょう?

 

相談者 : そうです。その後に引っ越しもしているのに、それでも、とってあったものです。

 

柴田理恵 : お母さんはあなたの小さい頃の物を大事に取っていたんだな。子供の頃の洋服を取っていてくれたんだな、あなたが好きだから送って来たんじゃないかな?

としか思えないんですよね。

 

相談者 : 母はわたしの事を嫌いだから、4箱も5箱も送ってこられて、母はやっぱり私の事が嫌いなんです。

 

柴田理恵 : お母さんとしては終活なんですかね。

 

相談者 : わたしはもう、母の事を考えずに生きていきたいんです。

 

三石由起子 : 嫌いな人を好きになる事はない。イメージが変わる事もない。付き合えば付き合うほど嫌いになる。嫌いになって憎むようになる。憎むようになると平気で相手を傷つけるようになる。あなたは母親を何れ憎むようになるから早く手を引けばいい。

あなたにはちゃんと母を切る勇気が必要だと思うんだよね。

例えばね、ゴミ屋敷。あれって強迫観念みたいなものがあるらしい。

孤独な人が多くてね。過去を捨てられない。

捨てられないんだけど、持て余している。

あなたは「捨てればいいや」って思うけど、実際には捨てられていない。あなたも頭をクリアにしなくてはダメだと思う。

お母様から来た荷物はゴミに出す。ビニール袋に入れて、ゴミ袋に入れる。ゴミの日に出すていう事を2回やったら出来るようになる。

ママから電話が来たら、「わたしほんとうに今、必要な物がなくて、困っている人がいたら、難民とか、被災者とかに、わたしは箱も開けずに送っているから、わたしに説明が必要だったら、紙に書いて箱の中に入れてくれ」っていったらいいんですよ。

 

また、例えば、リサイクルとか、リュースとかね。そこにそのまま持って行けばいい。うん、被災者の処にね。後は教会のバザーとかね。ホームレスへの支給とかね、いっぱいあるよ。

#ゴミ出し #困っている人 #難民 #被災者 #リサイクル #リュース #教会バザー #ホームレスへ支給 

 

ママから来た物はゴミに出す。

別に、母親と喧嘩する必要もない。

いい訳なんかいくらでもできる。母親を嫌いにならないように捨てると言う事を自分に言い聞かせて、捨てる荷物を送ってくるのは母親の好意なんだけど。

 

あなたが自分の幸せ、母親の幸せをちゃんとあなたが納得してないからダメなんだよ。だから、あなたは過去に引きずられるんだよ。

 

ママはあなたに送るってことで、気持ちが晴れる。ママの家も綺麗になる。ママは住みやすくなるはずなのよ。ママは自分では捨てられないから、娘に送ってくるのよ。あなたは「ありがとう」って言っとけばいいのよ。

 

 

 

パーソナリティー(聞き役・司会者)
加藤諦三(早稲田大学名誉教授・心理学者・作家)1938年1月26日生
今井通子(医学博士(医師・作家・登山家)1942年2月1日生
柴田理恵(女優・タレント)1959年1月14日生
玉置妙憂(看護師・高野山真言宗僧侶)
アドバイザー(回答者)
高橋龍太郎(精神科医)1946年生
マドモアゼル・愛(占星術家・エッセイスト)1950年1月25日生
中川潤(弁護士)1951年生
三石由起子(英才教育学習塾講師・作家・翻訳家)1954年6月5日生
大原敬子(幼児教育研究家・ファッションデザイナー)1955年生
大迫恵美子(弁護士)1956年生
塩谷崇之(弁護士)1965年生
田中ウルヴェ京(メンタルトレーナー)1967年2月20日生
野島梨恵(弁護士)2004年 東京大学法学部卒業

 

加藤諦三先生の『依存的敵意』

大原敬子先生の『母親の嫉妬』の解説に衝撃を受けました。

テレフォン人生相談ー心のマスクを忘れるなー

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