母が家が汚れたと落ち込んでいると考えて、私は元夫にこのお金を母に渡しても良いかと声を掛けました。
元夫は何の抵抗もなく、「好きにすればよい」と同意しました。
特に、抹消登記をして、まさか、登記簿謄本に×印がついて戻って来た時の母の落胆ぶりは私もショックでした。
相続放棄をして、私には何の権限もない家屋不動産です。
実質、私が借入金証書の保証人になったわけでもありませんが、元夫にしろ。妹にしろ、母を苦しめその結果が、抹消して元に戻ったと言われても、×印は消えません。抹消したからこそ×印が付いたのだと説明をされても納得がいかない事は理解できました。
私も父に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
人生テレホン相談では家族がいがみ合った時に、その相手に制裁を加えたいと願う人がいますが、私は父のいない我が家をいかにして守っていくかを実行するだけの想いでいっぱいでした。
これは私の長所でもあり、欠点でもあります。
加藤諦三先生の『依存的敵意』
大原敬子先生の『母親の嫉妬』の解説に衝撃を受けました。