戦争に深く傷ついたトムは帰還し、灯台守りに。孤独も辞さない覚悟でしたが、町の娘イザベルから思いがけず愛を得ることに。
トムはイザベルを深く愛し、灯台でに生活は愛に満ちたものでしたが、不幸にもイザベルは二度も流産を経験してしまいます。
そんな折しも、島に死んだ男と赤ん坊が流れ着いて・・・

あらすじはとても単純でした。
正直に報告しようとする夫をそそのかすイザベル。(旧約聖書のイブのように)
子供をなくした妻の懇願に抗いきれず、赤ん坊を我が物にしてしまいますが、数年後トムは赤ん坊の本当の母親を知ってしまい・・・

赤ん坊は本当の母の元へと返されますが、偽りの4年間は母娘にはとても取り戻しがたいものなのでした。

いっそ子が母と慕うイザベルの元へ返したほうが、と思わせますが、実の親子の絆も断ちがたいもの。

実の母ハナはイザベルに厳しい条件を突きつけます。

赤ん坊の父親殺しの容疑を黙秘していたイザベルに容疑を認めれば娘ルーシーを渡してもいいと。

ようやく頑なな心が溶けてトムの愛に気づいたイザベル。
そんなイザベルにハナも二人の罪を赦し、二人の処罰の軽減を望むのでした。

テーマは赦すこと。
それはルーシーの実の父フランクに由来していました。
ドイツ人である自分に辛く当たる人々を赦し、心穏やかに過ごしハナの愛を得たフランク。
赦しが新たな愛を生んでさらに深く大きく広がっていきます。
その深さに涙が止まりませんでした。