午前中も時間が経つにつれて暑くなってきます。
まだ、朝一番は涼しいので助かりますが、これもそんなに長い時間ではないかな。
 
 
月曜日の夜にNHKで放送された「映像の世紀 バタフライエフェクト」が、ひじょうに興味深くて、岡山から帰ってきて疲れていたのに、最後まで見てしまいました。
 
この回は「ルート66」。
 
Xでこのようなことがあがっています。
 

 

NHK+に申し込むと、無料で17日の夜まで見ることができます。
この番組を見て、自分の中で点と点が少しだけ繋がったような感じです。
ただし、その点にしても、いくつかはまったく関係のないものとして知っていただけ。
 
現役時代にはアメリカにも行っていますが、意外と中部には足を踏み入れていないし。
せいぜい、コロラドくらい。
それも、何をしに行ったのか覚えていないという…。
あとは西海岸と東海岸、そしてラスベガスのあるネバダ州、見本市で行ったテキサス、親会社の工場があるジョージアくらいかな。
 
 
 
最初に番組に出てきたのは、映画の「俺たちに明日はない」。
 
映画自体は見たことがありますので知っています。
時代は大恐慌の真っ只中で、ルート66を舞台に犯罪を重ねていたと。
銀行などの資本家から金を奪って、世間は一種の義賊という扱い。
当時、州を越えると州警察の追跡ができなくなるというのは、知っていました。
彼らは州境で犯罪を犯すと、ハイウェイを利用して州を越えて隣に逃げ込む。
最後は映画の通り警察の待ち伏せに会い、二人とも射殺されるわけですが。

ダラスで行われた葬儀には、大勢の人が参列したと。

この年に法律改正がされて、州境を利用した犯罪は困難に。

 

 

そして、これはほとんど知らなかったのですが…。

この頃、アメリカ中西部にダストボウルと言われた巨大な砂嵐が襲う。

土埃が空を覆い、昼間でも薄暮のような日が続く。

家が壊され、学校も閉鎖。

生活が奪われるという事態に。

 

砂嵐が襲ったのは、GREAT PLAINS と言われた大平原地帯。

このエリアでは、10年以上にもわたって無計画な耕作が続き土壌が荒廃していた。

それに加えて大規模な干ばつが数年にわたり続いていたことで、地面は乾ききっていた。

強い風が乾いた表土を巻き上げ砂嵐が発生。

後にフォークソングの父と言われるようになった “ウディー・ガスリー” もテキサス州で被災。

彼のことは、名前だけかな。

 

 そして、ダストボウルを描いた小説「怒りの葡萄」が登場。

そして、翌年に映画化がされます。

ただし、映画も見ておりません。

 

ですから、文学作品があることも知ってはいますし、映画化されたことも知ってはいます。

ただし、これがルート66とは、全く結びついていなかったのです。

 

数十万という人々がGREAT PLAINSからカリフォルニアを目指したと言います。
これは、ルート66無くしては不可能だったと。
ただし、カリフォルニアは約束の地ではなかった。
 
驚いたのは、アリゾナとカリフォルニア州境で検問が行われていたこと。
 
 
 
“ウディー・ガスリー” も、移民たちと共にカリフォルニアにたどり着く。
ダストボウルで被災した人を励ますかのような曲を作り続ける。
そして、後にアメリカ第二の国歌といわれる「我が祖国 This Land Is Your Land」を作る。
人々が苦境にあるからこそ、アメリカの理想を歌にしたと。

この歌自体は知っていましたけれど、バックボーンは…。

 

カリフォルニアの農場には移民が押し掛け、仕事にありつけるのは一握りだけ。

 

ルート66沿いには、こんな看板も。

 

カリフォルニアにあったのは、単に出稼ぎの仕事だけだった。

Great Plains からの避難民は受け入れてもらえず、移民キャンプへ。

 

この生活を一変させたのが、日本との戦争だったと。

 

とりあえず、まだ半分も来ていないのですが、前半ということでここまでにしておきます。

 

 

果たして後半を作れるかな…。

 

 

ルート66って、ある程度の年齢以上の方なら、テレビドラマでも、音楽でもおなじみだったと思います。

 

できれば、NHK+に登録して、動画で見てください。

今回は、そのためのブログのようなもの。

 

 

個人的には、ルート66はほんの少しだけ実際に見ています。

ただし、今は廃道ということで、記念道路的なものは残っているだけなのかな。

 

 

 

てなことで パー