朝から雨の東京。

 

朝早い時間にYahooで我が家のエリアに豪雨というのが出されましたが、どこでそんな雨が降っている?

 

そうしたら、10時過ぎからそこそこ強い南風と雨。

それでもYahooさんは、何も言ってこない。(笑)

 

 

さて、先週日曜日から関西へ出かけ、大阪から帰ったのは、火曜日の夜。

 

その火曜日の昼過ぎに大阪天満宮の隣にある大阪で唯一の落語の定席「天満繁昌亭」の昼席に行ってきました。

 

本当に行って良かった!ニコニコ

 

東京では、たまに落語会やら寄席へ行く程度の軽い落語ファンですが、以前から繁昌亭で上方落語を聞きたいと思っていました。

 

当日券は2,800円のところ、65歳以上は、証明書を出すことで2,500円に。

 
 
 
 
平日の昼間なのに、9割近く入っていたかな。

 

私の斜め後ろは、小学校3〜4年くらいの男の子が両親と一緒に。

内容がわかっているのかどうかはともかく、要所々々で笑い声が聞こえます。

 

前は若い女の子の二人連れ。

私より上かなと思われる隣の席の男性が話しかけていましたが、初めて来たとのこと。

全体的には、やはり平日ですから中年以上が多いのですけど。

 

上方落語なので、派手にお囃子が入る演題もあり楽しめます。

 

演し物は、以下通り。

東京へも移入された噺、初めて聴く噺など様々。
 
 

今週の昼席は、繁昌亭新人賞をとった “桂米輝”  さんの受賞記念ウィーク。

 

師匠の桂米團治師匠、同期や同門の噺家さんが並んで口上を述べます。

その間ご本人は、お辞儀をしたまま、その口上を聞いています。

東京の真打ち披露口上と同じです。

 

新人賞と言っても、若い噺家さんではないから、なんで新人賞?

どうせなら、今年度の繁昌亭大賞とかにしたら駄目なのかな。

 

口上の最後は米團治師匠の音頭取りで大阪締め。

これです!

知ってはいましたが、実際にやったのは初めて。

最初に教えてくれたので問題なく。

チョイと嬉しかった。ニコニコ

 

 

口上までが、連続4席の落語。

口上後に桂米輝さんの噺を終えて仲入り。

 

仲入り後は、漫才を一組挟んで三席の落語。

 

仲入り直後にまさかの「勘定板」。
あまり普段は演じられない噺ですが、生で聞くのが2回目という私。(笑)
まぁ、これなら小学生も笑いますよ。
 
YouTubeにも挙がっているので興味があれば。
ただし、見た後の責任は負いませんがね。グラサン
 
 

トリは、当然桂米團治師匠。

実際の高座を見るのは初めてですが、YouTubeではかなり見ているので、初めて見るような気がしない。

 

米團治師匠は、亡くなられた関西の名人であり、人間国宝だった桂米朝師匠の息子さん。

 

演し物は「子は鎹」。

他の噺家さんで実際の高座を見たり動画でも。

よく知っている噺です。

細かなところは、少し違う部分もありますが基本は一緒。

 

前の席の女の子が泣いている。

 

 

言うたら、舞台に座布団を敷いて座り、一人で大人の男も、大人の女、そしてこの噺では男の子も演じる。

それも、白髪混じりのイイ歳をしたおっさんがです。

 

それで泣けてくるから、すごいなと。

 

 

繁昌亭は、東京の寄席とは、雰囲気が違うような気もしました。

それが何だったのか、はっきりは書けませんが。

 

 

一つだけはっきりしているのは、開口一番からかなりの力を持った噺家さんが高座に上がっていたこと。

東京だと駆け出しの前座さんというのがほとんどですが。

今回は、“桂奴っこ” さんという入門10年の噺家さん。  

 

上方落語は、前座、二ツ目、真打ちというようには分かれていないのです。

比較的ベテランの噺家さんが開口一番で上がるのが常なのか、たまたま今週だけなのか?

 

 

東京の落語とは、ちょっと違う味わいの上方落語。

また、行きたいと思わせてくれました。

 

一つ残念だったのが、私の大好きな桂福團治師匠と日程が合わなかった。

今月末と4月には、この繁昌亭に出演されると。

 

福團治師匠は、最初テレビで「しじみ売り」という高座を見てからファンになりました。

昨年、昼は東京の日本橋、その日の夜には、浅草吉原で会があり、初めて生で噺を聞かせていただきました。

 

また、機会があればぜひ見てみたい。

 

 

 

落語の話しのついでに。

 

 

ついでに話しをできるような方ではないのですけれど。

 

 

BS-TBSで、時々放送される三遊亭圓生師匠の高座。

先日の高座は「寝床」。

 

これも、何度も聞いてよく知っている噺です。

しかし、この放送を見た後、この噺ってこんなに面白い噺なんだと。

 

大ネタでなくても、他の噺家さんとの違いを見せつけられるということ。

古典芸能がしっかり身に入っているのも大きいかなと。

 

 

落語は底が深い。

ただし、初心者でもいろいろな楽しみ方ができるはず。

 

関西と言えば基本は漫才なので、吉本関連の演芸場などへ行けばいくらでも聞けます。

そこで、繁昌亭は落語中心にしているのでしょう。

 

今回の繁昌亭は漫才が1組ありましたが、東京は落語と漫才や手品、漫談などが交互に入ります。

寄席は、落語を知らなくても気軽には入れますから。

 

 

てなことで パー