曇り空で、寒さが感じられる今日の東京。
 
 
 
昨日放送されたNHKスペシャルが面白かったですね。
 

テレビは見ないとよく書いていますが、歴史番組はけっこう見ています。

「新・幕末史」と題した前回から2回に渡っての特集。
 
国内に視点を合わせたものは、いくらでもありますが、海外からの視点で見た幕末史というのは珍しい。
 
せいぜい幕府側にフランスが肩入れし、薩長側にはイギリスが肩入れし、隙を狙ったロシアが…。
だとか、アメリカの南北戦争で使われた銃器が日本に流れ込んだことは知っていました。
 
ただし、対馬にロシアが大砲まで備えた拠点を作っていたことや、当時のプロイセンまで日本にちょっかいを出して、北海道の植民地化を狙っていたというようなことは知りませんでした。
 
それらが、残された公式文書で確かめられたこと。
素直にこれはNHKでなければできないなど、
 
そして、互いにライバルだった列強の後ろ盾を使いながら、何とか乗り切ったご先祖さまたち。
もちろん、番組には “?” となる部分もありますが、あくまでも一つの資料として見たら、貴重な番組だったかなと。
 
 
第1回は既に放送済みなので、内容もかなり詳しく書かれています。

 

こちらは、昨夜の第2回放送。

これから再放送があるので、内容はあまり書かれていません。

 

友人によると、幕府側肩入れしたフランス、薩長側に肩入れしたイギリス。

どちらが勝っても、後ろ盾はロスチャイルドなんだよなという。

一理ありそうです。

そして、今でも世界では同じことをしているように見えますがね。

 

 

それはともかくとして、こうした幕末のことって、今までにもいろいろ書かれています。

確かに面白いのですが。

 

庶民の視点から見た幕末って?

 

もちろん、明治になってからの「ざんぎり頭を叩いてみれば文明開化の音がする」というような表面上のことはわかりますけれど。

私の探し方が悪いのかもしれませんが、ほとんどは小説が多いのですよね。

 

 

江戸時代までは、戦争をするのは侍の仕事。

もちろん、駆り出された農兵のようなのはありましたけれど。

それが明治維新になって、いきなり徴兵制度ですからね。

 

以前にも書きましたが、一般庶民に “国” という意識はあったのかなと。

あったとしても、“藩” のレベル。

いわば、国家なんて意識はなかったと思うのですが。

 

 

江戸時代の識字率は世界でも有数なレベルだといわれています。

ただし、本当の教育という意味では、ごく一部の人間だけにされていたのではないでしょうか。

だから、明治維新って一部の人間だけで動かせたのではと、つい考えてしまいます。

今の時代のように、ある程度一般的な教育が隅々まで行われていたら、そう簡単にはあれだけの改革ができていたのかなと。

まぁ、今は今で教育に大きな問題がありますけどね。
 

 

 

今の日本人も大人しい。

もちろん、左側の人たちは何かとデモだのとやりますけど。

 

今、ヨーロッパで起きているデモは、マスゴミはほとんど報道しませんが、一般の人が立ち上がっている。

 

これは、昨年の新型コロナ規制に反対するデモを報じたBBCのニュース。

 

そして、今はウクライナ紛争に伴うエネルギー価格高騰に対してのデモが各地で。

確かにこれから冬を迎えるにあたってエネルギー価格の上昇は、場合によっては生死に直結しますからね。

 

日本だって、決して安穏としていられないはずですが。

本当に自分自身に火がつかないと立ち上がれないのかなとか、それでも立ち上がらないのかなとか。

そのあたりって、どう考えれば良いのかな。

 

 

面白い記事を見つけました。

これも立派な教育ですが、日本では教えていないでしょうね。

 

 

日本での抗議運動って、どうしても政治の匂いがしてしまって、自然発生的な抗議運動って少ないのではと思ってしまうのです。

 

 

日本人は争いを好まない。

それは、良い意味でも悪い意味でも確かですねぇ。

だからと言って、茹でガエルにはされたくないなと。

 

NHKスペシャルの話しから、ずいぶん逸れてしまいましたが。

 

 

 

てなことで パー