今日の東京は晴れ…。
といっても、すっきりとした晴れではありませんが。
昨日は、雷と雨で大荒れの天気でした。
その大荒れの天気が収まった頃に、夕方に亀有駅まで。
【亀有】
亀有駅というのは、昔のイメージは上野駅から東京の東側に伸びている常磐線の駅。
詳しく書くと長くなるのでやめておきますが、JRの駅とはいえ、止まるのは地下鉄千代田線からの電車だけ。
だから、最近の人は常磐線というより千代田線の駅というイメージではないかなと。
東京の東側の大ターミナル駅と化した北千住駅から二つ目の駅。
もう一つ先は東京の東端の金町駅、それを越すと千葉県松戸市という位置関係。
そんなことを説明するよりわかりやすいのは、例の “こち亀” の地元です。
さすがに私でも “こち亀” は、知っております。
あちこちに像があり、駅前の像のところでは、記念写真を撮る方も見かけました。
何をしに行ったのかというと、春風亭一之輔師匠の落語会。
家を出る前は、雷と激しい雨で、どうしようかなと。
ただし、幸いにも出る前に止み、持って出た傘はさすことなく帰ってきました。
そして、同じように東京の東端に住んでいる私には、亀有というと知っているようで知らない街。
直線距離にすれば大したことないのですが、我が家のエリアには南北を結ぶ鉄道の便がないのです。
亀有駅に行ったのは2~3度かな…。
ただし、高校は亀有でしたけれど。
学校から駅は北の方角で、我が家は南ということで亀有駅には縁がない。
当時の亀有は、我が家の地元以上に何もない街でしたから、高校時代に遊びに行くとなっても亀有には行かない。
渋谷が若者の街なんて言われるのは、ずーっと後の時代だし、新宿はちょっと高校生には怖かった。
結局、遊びに行っていたのは、学校から行きやすかった浅草や上野だったかな。
しかし、遊ぶといっても高校生でしたから、せいぜい映画を見たり隠れてパチンコをやったりというレベル。
ボーリングもありましたが、当時は人気最高潮の頃で待つのも大変だったし、高校生のお小遣いではそう頻繁に行ける所でもなかった。
今と違って高校生が遊べるところというのは少なかったのでしょうね。
落語会の会場は駅前ということで、我が家からはバスを乗り継いで行くことに。
我が家から1時間かかるのです。
1時間というと、よく行っている中野サンプラザへ行けてしまうのです。
高校時代には道路の整備もされておらず、道路混雑でもっとかかりました。
結局、あまりにも時間がかかるので、途中から自転車を使ったり、バスと電車を乗り継いで通っていましたけれど。
以前に書いたのですが、バス路線の沿線には、2つの公立高校、一つの私立男子校、そして一つの私立女子校があったのです。
今は、その私立は2校とも男女共学のはず。
吊り革につかまって立っていると、目の前に座っている女子高生から、カバンを持ちましょうかと言われたりする。
その逆もある。
ただし、男同士はあまりなかったかな。
そんな良い時代でした。
今は、どうなのかな?
高校時代は内向的でしたからねぇ。
毎日のように会う女の子にも、声をかけられなかった。
今でも基本は同じですが、さすがに旅行屋さんを40年もやりましたから、外ヅラを明るく見せるのは大丈夫。
そのテクニックが高校時代にあれば…。(笑)
そんな五十年以上前の話しです。
昨日、わかったのはバス路線が増えていて、乗ったバスは、ほとんど知らない所を回り亀有駅に。
駅前は、そこそこ賑わっていて、イトーヨーカドーの大きな建物が2つあり、駅前のヨーカドーの8階にある「かめありリリオホール」が会場。
落語会には、ちょうど良いサイズ。
ただし、椅子の前後のスペースが狭くて、体勢を変えられないのが辛い。
落語そのものは、面白かったです。
それは、最後にまとめます。
そして、今日はお誘いがあり、神宮球場へ野球を見に行きます。
セパ交流戦で、今までも何度か見に行っていますが、友人がスポンサー企業にいることがありがたい。(笑)
野球を見て、ちょっと飲んで帰る。
これがいつものパターン。
1か月何もないことがあったり、こうして個人的に行事が続くこともある。
それでも、お誘いがかかるだけ良いか。
話しを変えます
何度かビッグコミックとビッグコミックオリジナルの漫画誌2誌は、大昔から読んでいると書いています。
昔は、忙しかったから買ってその日のうちに読んでしまうことが多かったのですが、最近はのんびりと読んでいて、読み終える頃に約2週間後の発売になったりも。
5月25日に発売されたビッグコミックに凄まじい作品がありました。
ちなみに、ビッグコミックにはゴルゴ13や、テレビで話題になっている正直不動産などが連載中。
絵そのものには、それほどのインパクトは感じないのですが、この内容が何とも言えません。
簡単に言えば絵にはまったく似つかないショッキングな内容。
この漫画家さん大井詩織さんという方がご自身の家族を描いているのです。
どのようにして育てられてきたのか、ご両親はどんな方なのか。
兄弟は…。
比較的のんびりとした画風なのにあまりにも強烈な内容で何度も読み返してしまいました。
この作品、劇画タッチで描かれたら、読めなかったかも…。
ここから先は、落語のことです。
春風亭一之輔師匠の「ドッサりまわるぜ」という全国へ回る落語会の初日でした。
10年目ということですが、私も3~4年前に一度聞いて、その後何度か入っています。
全国を回るので、お近くの方、一度行ってみてください。
師匠の落語はそれほど堅苦しさはないので、とにかく気持ちよく笑えます。
開口一番は前座さんではなく、一之輔師匠の妹弟子になる入門9年の二つ目、春風亭一花さん。
「のめる」を演じていましたが、あまり印象に残っていない。
途中、うつらうつらと…。
以前に書いたことがあるのですが、個人的に女性の噺家さんというのは苦手。
新作なら良いのでしょうけれど。
そして、一之輔師匠の一席目は「代書屋」でたっぷりと “まくら” で笑わせ、ネタでも笑わせて、そのままニ席目の「反対俥」に。
「反対俥」は、先日の柳家喬太郎師匠、桃月庵白酒師匠との三人会でもかけたネタです。
ただし、調布は一般的な古典のストーリーのオチまで行きましたが、昨夜は途中でサゲました。
しかし、笑えましたし、これもアリではないかと。
そもそも、「反対俥」という題名と人力車の話しというのは古典と共通していますが、内容はかなり変わっていますし。
昨夜だったら「反対俥」という題名がわけがわからなくなっています。
新作とまでは言いませんが、改作というところかな。
面白かったのは、調布の時と比べて、昨夜は客席の湧く具合が大きかったような。
昨夜は春風亭一之輔師匠の独演会だし、全国を回る落語会のスタートでしたから。
三席目は「抜け雀」で、これは一般的な噺に近いかな。
それでも、所々にくすぐりをいれてあります。
とにかく笑えるのが一番良いかな。
私は、この師匠が大好きです。
てなことで