寒の戻りかな。
天気予報通りに寒い1日なりそうです。
政治家や役人の言葉
東シナ海の日中中間線付近で中国が天然ガスの試掘をしていることに対して、「極めて遺憾」ということで抗議をしたと。
その前の厚労省の課長が韓国の空港で酔って暴れたことに対しても、厚労省は「大いに遺憾だ」と。
韓国の反日に対しても遺憾の連発。
ネットでは「また、遺憾砲か…」と揶揄されています。
「遺憾に思う」、「大いに遺憾」、「まことに遺憾」、「極めて遺憾」…。
同じ「遺憾」という言葉で、まるでランクがあるようにも思えます。
ネット検索をすると「遺憾」という言葉には、“謝罪”や“怒り”の意味がないと解釈しているものもありますね。
少し前に韓国通として知られている女優の黒田福美さんの記事の中で、こんな記事を見つけました。
具体的な問題は置いておきますが、政治家や官僚が事あるごとに発する「遺憾」という言葉、何とかなりませんかね。
黒田さんの記事の中でも触れられていますけれど、もう「遺憾」では通じていません。
言葉を発せられた相手だけでなく、こちらサイドとしてもです。
ちょっとずれるかもしれませんが、大相撲の平成13年夏場所。
満身創痍の横綱貴乃花が優勝した時、当時の小泉首相緒言葉。
表彰状を読み上げた後、自身の言葉で「痛みに耐えて、よく頑張った。 感動した! おめでとう!」という言葉。
表彰状は場所名と力士の名前が変わるくらいで、見ている方は何もというと言い過ぎかもしれませんが、あまり感じません。
しかし、この時の小泉首相の言葉は見ている方も感激しました。
以下の動画の3分30秒くらいから。
言ってみれば、表立って「遺憾であります」何ぞという言葉は、表彰状のようなものです。
決まり切った文句ですからね。
確かに国際問題では簡単に言葉を発することは難しいとは思いますが、それでも相手に怒りや謝罪の意味が伝わらなくてはどうしようもない。
それも、相手側はわかっていてのことかもしれませんが、肝心な我々国民がそう感じなかったら…。
もう少し、自分の言葉で発言しても良いのではと思います。
それで責任をとれるような人間が、政治家やら官僚になるべきだと思いますがね。
破産者マップ
官報に掲載された破産者をインターネット上に載せて地図化したサイトが閉鎖されたというニュースとともに、この管理者に対して刑事告訴をしようという動きも出てきています。
そもそも、官報に破産者情報を掲載する必要性があるのかという気持ちがあります。
もちろん、銀行やクレジット会社などの金融業者、信用調査会社その他などには当然必要でしょうが、一般人には必要ないのではと思うのですがね。
国立印刷局が発行しているインターネット版官報
法律事務所のHPですが、分かりやすく説明されていますので、その中の2つほど。
銀行などの金融機関に金を借りたり、身近な場合ではクレジット会社との契約でも同様ですが、企業側に厳重な個人情報管理が課せられているわけです。
それが、破産したとなると関係のない人間まで閲覧できてしまう。
官報への記載ということは法律に定められているのでしょうが、今回の破産者マップのようなことがあると、原点に戻ってどこまで開示するのか検討する必要はあるのではないかと思います。
官報に関しては昔からあるものですが、インターネット版官報については当然のことながらそれほどの歴史はありません。
インターネット版を作成すると決めた時に、今回のような破産者マップを作る人間はいないと思っていたのでしょうかね。
そして、これは行政書士さんが平成16年に書かれた記事です。
この方が危惧されたことが本当になってきているわけですからね。
何回も書いていることですが、もう今の世の中は性善説では通じないのです。
悪用されることを前提に仕組みや法律を作らないとだめな世の中なんですねぇ。
嫌な世の中になってしまいました。
てなことで