身代わりに・・・ | つばめにのって ~肺腺癌との闘い~  番外編でチョコレート膿腫

つばめにのって ~肺腺癌との闘い~  番外編でチョコレート膿腫

2010年11月、母が肺癌宣告を受け、
ここから、これまでの恩を返す時間が始まりました。

そして2012年4月7日、母は永遠の眠りにつきました。

この経験がどこかで誰かのささえになれたらと思います。

番外編で、チョコレート膿腫のことも書いています。


実家で金魚を飼っていた。


この金魚は最初私の家で買っていたのだが

とても気が強い金魚で

同じ水槽に入れているほかの金魚を追い回し、

えさを独り占めするので

やむなく里子に(?)出した金魚だ。



で、実家で1匹で飼われていたこの金魚は

大事に大事にされ

大きく大きく・・・・フナみたいに成長した。



この金魚に出会って

初めて魚にも性格があるんだ・・・と知った。


えさの種類により選り好みをするのは当然、

気が強いのに人見知りをし、

家族以外の人が水槽に近寄ると

一番奥の水槽の角へ頭をむけ、こちら側には尻尾。

絶対愛想を振るとかしない。


家族が近くを通ると

水しぶきをあげて暴れてえさを要求。

水槽の水換えなんかしようものなら

怒って暴れて、換えた後はやっぱり後ろ向き。



おもしろい金魚だったが

今朝、静かに天国へ旅立った。


何歳だったかは忘れてしまったが・・・

それくらい長生きの金魚で、

つい先日まで元気だったのに

突然の旅立ちだったから

母が


「私の身代わりになってくれたのかなあ・・・」


としみじみ言い、

庭に埋葬した。



母の悪いところ全部一緒に持っていって・・・・と

一匹の金魚にお願いするのは荷が重いかな?^^;


でも、あの金魚なら・・・・・



天国で、ほかの金魚いじめちゃだめだよ。

仲良くしてね。