渋谷ヒカリエ「長崎 みかわち焼 展」 | amebatoysの佐世保ブログ

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技巧の宝、発見 ヨーロッパを魅了した 「長崎みかわち焼展」が、渋谷ヒカリエで開催されています。






★会 期
2013年1月 9日~21日
★時 間
11:00~20:00(最終日は17:00まで)
★場 所
渋谷ヒカリエ8階 CUBE 1, 2, 3
(渋谷区渋谷2-21-1)
★料 金
入場無料
★主 催
長崎県、三川内陶磁器工業協同組合





江戸時代、現在の長崎県佐世保市に技術の粋を集めたやきものがありました。

そこで焼かれたやきものは、藩の名称から当時は「平戸焼」、現在は「みかわち焼」と呼ばれています。

このやきものは、藩の厚い保護を受けていたため、江戸時代のさまざまな経済の荒波に巻き込まれることなく、技術の粋を極めた細工 ものや茶道具などをつくり続けることができました。
幕末(1800 年代半ば)からは、コーヒー碗をはじめとする薄手の食器や繊細な造形の「細工もの」が輸出され、20世紀半ばまでヨーロッパで高い評価を得ました。

その一部は、大英博物館やヴィクトリア & アルバート博物館などにも収蔵されています。
大量生産や廉価な商品が普及する高度成長期以降は、この一つひとつ手仕事でつくり出していくみかわち焼は、時代に取り残されて、知る人ぞ知る存在になっていました。

しかし2010年代になり、このやきものが、再評価され始めました。
お殿様の器をつくるために採算を度外視した 素材選びと、高度に進化していった職人技は、DNAとなって、いまも随所に受け継がれています。

近年は江戸時代から近代の名品の再評価し復元や、伝統技を活かした現代の器づくりを積極的に取り組んでいます。

みかわち焼の名品と、現代の代表作が渋谷ヒカリエに集まります。




★2013年1月11日(金)~14日(月・祝) には、 8/COURTにて、「みかわち焼 1000趣1000枚の豆皿市」が開催されています。

伝統技の手描きが生み出す、1000種類 の豆皿。宝づくし、雲鶴、竹雀など、お好きな取り合わせが楽しめます。



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