日刊ゲンダイ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/225171/1
森友問題でアベクロ崩壊…日銀・黒田総裁が超円高リスクに
森友文書の改ざん問題が、企業業績を直撃するかもしれない。
「円高が心配になってきました。森友問題は安倍政権を揺るがし、内閣総辞職だってあり得るでしょう。安倍退陣となると、“アベクロ”で知られる日銀の黒田総裁のクビも危うくなります。退任の理由はどうあれ、日銀総裁の交代は金融緩和の方向転換を意味します。海外投資家は金融緩和が終わると判断しかねません。そうなると、間違いなく円高になります」（市場関係者）
黒田総裁の任期は４月８日までだが、事実上の続投が決まっている。ただ安倍退陣となれば、任期途中でも黒田退任は濃厚になってくる。
財務省が森友文書の改ざんを認めた今週１２日、為替相場は変調をきたした。市場は“麻生辞任→政局混乱”を感じ取り、リスク回避の動きが加速。安全資産といわれる円が買われ、１円近く円高（１ドル＝１０６円台前半）に振れたのだ。
