ジャトロファを考える、その可能性と不確実性、その⑱ | アジア アフリカ を考える

アジア アフリカ を考える

<ジャトロファを考える>可能性と不確実性の探求、そして事業への抱負です。
<アフリカ巡回記><フィリピン物語><世界の国から><アジア、アフリカへの投資>
以前の記録を発表させて頂いています。全て実話です。
<社会現象の相対性>社会現象の探求です。

ジャトロファを考える、その可能性と不確実性、その

 日本の農業技術によるジャトロファ栽培の工夫を考える


ジャトロファはナンヨウアブラギリ(南洋油桐、学名:Jatropha curcas)の学名で、トウダイグサ科の中南米原産の落葉低木です。やせた土地でも成長が早く、干ばつや病気に強い植物です。1 ヘクタールあたり 5 トン程度の種子が収穫できます(出典:フリー百科事典『ウィキペディア』)。種子は毒性が強いですが、油分に極めて富むことから、古くから植物性の燃料資源として着目されていました。


ジャトロファの収量は、現在のところ1本約3キロ程度だと言われています。1ヘクタールで5トンが精々ですが、この数量では事業の効率性は難しいでしょう。そのために、農場でのアイデア、ジャトロファ木自体への工夫などが絶対に必要です。そのための提言をしています。



収量は少なくとも現在の倍、16キロ、1ヘクタール当たり10トンを目指します。増収のためには、作業に携わる農作業員の技術と協力が是非とも必要と考えます。そしてその農作業員への技術訓練などには、どのようなものが必修かを公開しています。

ジャトロファには毒性もあり、また過去、欧米人に教えられたコーヒーの栽培などの作物栽培でアジア・アフリカの農村の人々が経営不全に陥り、最悪の場合、経営破綻し餓死者まで出す事態となったことを踏まえて、知って頂けたらと思います。



ジャトロファを扱う農作業人への研修・訓練(10)


「安全対策」「経営指導」「栽培技術」


「栽培技術」(2)



風、花、枝、



ジャトロファを2m間隔で等高線上のたこつぼ型の穴に植えるのがベストかと思いますが、風向きにも注意が必要です。

農場は、当然、風通しが良くなくてはなりません。移植してしばらくしたらせん定しなければなりませんが、その際、重用なのが、「花」をどう付けるかです。



移植後、半年から1年で収穫が期待できますが、増収のためにはとにかく「花」を多く咲かせねばなりません。「花」なくしては「実」は出来ず、「種」も出来ないからです。



樹は「頂部優勢」と呼ばれる「成長点:木の一番てっぺん」が一番強い、優勢と呼ばれる所です。花は木の先端ではなく、枝の先端に付きますが、1本の幹から2~3本の母枝を選び、そこから亜枝をのばし、花を付けさせます。枝が横に向いていた方が花を付けやすく、実がたくさんなるとの果樹の研究報告もありますが、確かではないようです。



枝の張らせ方などには形式があり、「主幹形」や「開心形」、「盃状仕立て」、「スピンドル」や「クリスマスツリー形」など様々な剪定形があります。また、枝の切り方などにも様々な整枝法があります。



ジャトロファの場合は、要は花をいかに多く付け(毎年)、実種をいかに多く収穫するかによりますので、多の果樹のように「味」などは考慮外でしょう。しかし、実種内の「油量」は考えなければならない問題です。



植物ホルモン剤などを利用し、花を付ける、固定する方法もありますが、まだ研究段階のようです。市販されているホルモン剤を試しても面白いと思います。



風を考慮にしなければならないのは、一端花を付けたら、その花が、風に飛ばされたり、別な枝と接触して花を落とされてしまうからです。果樹では、このような事故で花の数を減らします。

このような様々なことを、農作業員は学ばなければなりません。