瀬尾七重・作  岡本 順・絵

本日の 読み聞かせの時間に、読みました。

どうして ひなまつりには お雛さんをかざるんだっけ?
なんとなぁく わかっていたようで、知らない、こと。

この本は、
人形(ひとがた)にけがれを移し、その年の無事を願うひな祭りの
精神を今の子供たちに伝わるように創作したものです。
と、あとがきに、ありますが、

ストーリーが、なんとも、よいのです。
三人兄弟に、小さい女の子、という四人きょうだい。
両親をなくし、貧乏です。
上のお兄ちゃん二人は狩や魚釣りでなんとか暮らしを
立てています。末の女の子を負担に思って辛く当たります。
三男のお兄ちゃんはそんな妹をふびんに思い、やさしく世話をします。

妹は三男の兄につくってもらった 木をわらでくくっただけの粗末な人形を赤ちゃんに見立てて 喜んで遊びます。

川に落ちて 一命をとりとめたものの高熱が続く妹を、
かいがいしく看病する三男。見放す上の兄ちゃんたち。
疲れきる 三男。
そして。 木切れの人形が、女の子を救うのです。

女の子の熱を 炭火のようにあつく体にためた木切れの人形は
いかだに乗って 川を流れて ゆくのです…

木切れの人形に助けられたという話が徐々に広まり、
女の子が生まれた家では、木切れやわらで人形をつくり、
子供が病気になると 人形で子供の体をなでてから
川に流すようになったのです!
のちに 人形を流さずにかざるという風習も生まれ、
災いを祓うという桃の花をまつるようにもなったのだそうです。

ということで、
兄弟愛、たとえ粗末なものでも大切にする心、
などなど、なんだかすっかり 忘れているようなことが
ちりばめられているでは ありませんか!


うちなんか 雛アラレとか言ってるし
おもちゃなんか あふれかえって ちっともありがたみもないようだし。

買ってやっても すぐ飽きちゃうし。

妹の世話なんか、なんで俺がみなきゃならんの???って感じだし。

これは こどもたちに、これを聞いて 少しは反省しろ!
という意味で読んだのでは、ありません。
なんか 自分自身、
すごく反省したのでした。

子供をそんな風に育てたのは
あたしなんだよな。と。

心が清まるお話に感じたのは 実は あたしです。


モモの初節句のときに、
お雛様をえらんだ時のこと、
この子を守ってください、と切に願ったあの気持ち。
元気だったらそれでじゅうぶん。とか、
思ってたでしょう?????


時々 忘れるよな~(苦笑)

まわりに流され、
モノを買い与え、片付けないからといっては怒る、お母さん。
だめだよねぇ。うん。

やさしくされないと、人にやさしくなんか、できないよねぇ。

もっと ちゃんと 子等と向き合わねば。と思った
お母さんでした。