毎朝のヨーグルト、コロコロ便…「メンタル不調で怒りっぽくなる人」の特徴と対策 | ゆきちゃんのブログ

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春の強い風がビュンビュン吹く日もありますが、徐々に気温が上がってきましたね。今年の桜の開花は、平年並みか平年より早いといわれています。春分の日を過ぎると冬の寒さを忘れてしまいがちですが、油断をしていると冬に逆戻りして花冷えの日が続くことも。

暖かさと寒さの繰り返しにより自律神経を乱してしまうこともあるため、注意が必要です。

また、4月に環境が変わる人も変わらない人も、どちらにせよ世の中は目まぐるしく変化する時期なので、ちょっと気分がシャキッとするのではないでしょうか。

春はこのように環境の変化が起こりやすいことから、メンタルを乱しやすい時期といわれています。春に気を張りすぎると、GWには緊張の糸が切れてしまい、五月病のような不調に悩まされるかたも多いです。

 

周りの変化に柔軟に対応できるように、食事や睡眠など体の基礎を固めることを今からコツコツしていければ、新年度のスタートを清々しく過ごせると思いますよ。
ということで、今週は春の乱れやすいメンタルを整える食薬習慣を紹介していきます。

 

今週は、春の乱れやすいメンタルを整える食薬習慣

 

春の気候へと移りゆく中、木々がピンク色に変わる前に、桜やストロベリーなどピンク色のポスターや商品が目に入ってくる機会も増えましたよね。心穏やかに春を楽しみたいと感じさせてくれますが、身の回りにイライラしている人は増えていないでしょうか。意外といつもよりも神経過敏になっている人は多いと思います。

 

他人事と思っていたら、気づけば自分自身も小さなことに機嫌を損ねてしまっているということもあるかもしれません。怒りっぽくなってしまうことも、実は漢方医学では古くから伝えられている、春の風物詩として知られています。

ただ、年度末にイライラしていては、人間関係にも、仕事にも良いことはありませんよね。漢方医学では、春に神経過敏で怒りっぽくなってしまう人のことを『肝気鬱結』の状態と考えています。

『肝』の働きを整えるためには、腸内環境を整え、ファイトケミカルをたっぷりとることがおすすめです。

腸肝循環を円滑に行うことで、メンタルケアと春のデトックスを同時に行っていきましょう。

 

ということで、今週食べるとよい食材は、『肝』の働きを助ける【キャベツのオレンジサラダ】です。

また、体だけではなく、心の不調を感じたときにも胃や腸の状態が元気であることは、絶対に必要なことです。イライラするなと感じたら、膨満感がないか、便がコロコロしていないか、便のニオイがきつくないか、軟便ではないか…と胃や腸の状態を確認し、メンタルケアのファーストチョイスとして胃腸への負担を減らすことを考えてみましょう。

そして逆にNG習慣は、【毎朝のヨーグルト】です。

 

食薬ごはん【キャベツのオレンジサラダ】

 

ビタミンUやビタミンC、スルフォラファン、食物繊維を含むことで、『肝』や胃、腸に対してプラスに働くキャベツは春に絶対外すことのできない食薬です。そこに、食べる『抑肝散陳皮半夏(怒りっぽいときに飲む漢方)』ともいえる粒マスタード、オレンジをプラスことで、春の心のモヤモヤ、イライラを取り除きましょう。



<材料>
キャベツ    4枚(ちぎる)
オレンジ    1個(薄皮はとらず輪切りに)
オリーブオイル 大さじ1
粒マスタード  大さじ1
塩・レモン汁  お好みで



<作り方>
ポリ袋に材料をいれて、よくなじませたら完成。

 

NG行動【毎朝のヨーグルト】

発酵食品であるヨーグルトは、健康のために毎朝食べる人も多いと思います。ただ、毎日同じものを繰り返し食べるのではなく、ヨーグルトを食べたら、ぬか漬けや納豆の日もあるといった形で発酵食品をローテーションさせ、腸内細菌の多様性を養うことも大切です。また、ヨーグルトに含まれるカゼインには、腸に炎症を起こす可能性があったり、モルヒネ様作用を起こし依存性があったり、デトックスに必要なシステインの取り込みを阻害してしまうことがあります。

グルテン好きな人同様に乳製品好きな人も、これらを控える提案に対して強い拒絶を示すことがありますが、それは依存性が強いからということも理由の1つとして考えられます。朝ヨーグルトが固定している人は、ほかの発酵食品を食べる日を作ったり、乳酸菌などのサプリメントで補うなど腸を整えるための様々なバリエーションを作ってみてくださいね。

 

春はワクワクすることが増える時期ですが、それと同時にイライラやモヤモヤも増える時期でもあります。タスクも増える時期なので、感情に振り回されないようにメンタルを整えるために食事を使って、体の基礎から整えていきたいですね。

※食薬とは…
『食薬』は、『漢方×腸活×栄養学×遺伝子』という古代と近代の予防医学が融合して出来た古くて新しい理論。経験則から成り立つ漢方医学は、現代の大きく変わる環境や学術レベルの向上など現代の経験も融合し進化し続ける必要があります。

近年急成長する予防医学の分野は漢方医学と非常に親和性が高く、漢方医学の発展に大きく寄与します。漢方医学の良いところは、効果的だけどエビデンスに欠ける部分の可能性も完全否定せずに受け継がれているところです。

ですが、古代とは違い現代ではさまざまな研究が進み明らかになっていることが増えています。『点』としてわかってきていることを『線』とするのが漢方医学だと考えることができます。そうすることで、より具体的な健康管理のためのアドバイスができるようになります。とくに日々選択肢が生じる食事としてアウトプットすることに特化したのが『食薬』です。