[ウィザードリィ]12話 予期せぬ決戦 | ゲーム雑記でこんにちは

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ゲームの記録、思い出を残すためはじめました。特にゲームを絞らずにいきます。よろしくおねがいします。違うことも書いちゃいますが、許してほしいんです。

その気もないのにクリアしました(笑)。

その顛末をストーリーにしましたので、よろしければどうぞ。




それは唐突な最期だった。

いつものように村正ブレードを探して10階を探索していた侍のコシヒカリたちは、ハイ・ニンジャ達を倒し、宝箱を手にした。

盗賊のマッシグラが罠を外そうとした時、彼女は小さく「あ」と声を出した。

その刹那、一行は見知らぬ場所に飛ばされていた。

テレポーターの罠にかかったのだ。

この罠が発動すると、パーティーは無作為に吹き飛ばされる。

最悪なら厚い石壁の中に転移させられ、そのまま絶命することもある。

死を覚悟した一行だったが、そこは壁の中ではなく、見知らぬ部屋だった。

これまでのダンジョンの部屋とは違い、調度品が整えられ、大きな机がしつらえられている。

どこかの執務室のようだ。

そしてそこに、ポカンとこちらを見ている人影があった。

彼こそが今回の騒動の首謀者、悪の魔術師ワードナ、その人だった。

何たる偶然か、宝箱の罠で彼らはラスボスの目の前に飛ばされたのだ。

一瞬の沈黙の後、コシヒカリたちとワードナは戦闘状態に入った。

ワードナは手下のヴァンパイアロード、ヴァンパイアを共に襲い掛かってくるが、準備が足りなかったのか、手下のヴァンパイアが1匹しかいない。

一度は撤退を考えたリーダーのコシヒカリだが、数の優位もあり、ここはやるしかないと腹を決めた。

だが、結果はあっさりしたものだった。

ワードナは究極攻撃魔法、ティルトウェイトを放った。

その一撃でパーティを全滅させるだけの効果を持っていたはずだが、盗賊マッシグラを除くメンバー、魔術師のユメピリカまでもがこれにギリギリで耐えきるミラクルをおこし、これが全てを決めてしまった。

前衛たちは、ヴァンパイアの数が少ないのでそこに力を割く必要がないため、問答無用でワードナに集中攻撃を仕掛けた。

これが運良くすべて命中し、悪の首領は虫の息となった。

ヴァンパイアロードは、ワードナの攻撃魔法に耐えたユメピリカのアンデット破壊魔法の前に、何もできずに一瞬で灰になった。

ワードナにとって、万事が休した。

2巡目、長い村正ブレード探しの間に力をつけていたコシヒカリたちの前に、無勢なワードナ達はひとたまりもなく散った。


こうして、図らずもトレボー王の使命を達成し、ワードナに奪われたアミュレットをもって凱旋した一行は、実感がわかないままに一夜にして英雄となったのだった。




いやね、テレポートしたときは「終わった・・・」って思いましたよ。

でも、動けるのを確認して、『かべのなかにいる』をさけられてラッキーと思ったのもつかの間。

ちょっと歩いてエンカウントしたら敵がワードナって、そんなのあるんかい(笑)!



てな感じで、次回、ウィザードリィ最終回と反省会です。

・・・短かったなぁ。