修学旅行 | 日々ツブ

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ポンコツ母とマイペースな娘(中学生)の日々の生活ブログです。
2022年2月中学受験終了。

久しぶりの早朝5時起床お弁当お弁当作り。


無事送り出しましたー。

今日から修学旅行。

子供たちだけの班行動も多く色々ありそうな気もしますが、とにかく無事楽しんできてほしいですニコニコ


遠方の旅行ですが、

前在籍校に入学した頃の通学よりも不安がありません。

小学校卒業したばかりの姫が1人でバスと電車通学。

しかも最寄りとは違う沿線。

私もほぼ使用したことが無い沿線で姫が早朝から通学することに不安しかなかったです。

なぜこんな通学の学校を選んでしまったのか、と何度も思いました。

毎朝バスと電車の通学中をGPSで追う日々。

病んでいたのでとにかく不安で仕方がありませんでした。


毎日早朝起床しているのに自力では一睡も出来ない。

食事がまともに取れない。

昼間1人でいると震えるくらい怖い。

涙が止まらない。

姫の前でだけは必死で隠し通しました。


不安障害を発症していました。


不安障害の根本原因は

中学受験で姫が唯一自分から志望していた第1志望校を直前で外してしまったこと。


それが発症の根っこです。

それに長年の家庭の問題(夫の酒癖と大金散財)が大きな負担に膨れ上がって病気になりました。


その第一志望校に向けて勉強していたのになぜ最後になって間違った選択をしたのか。

合格の可能性もあったのになぜ私が怖じ気づいたのか。

姫は共学しか興味が無かったのに、なぜ第2志望校以下を女子校選択にしていたのか。

第2、第3志望校に合格して、

どちらに行きたい?と本人に聞いたら

「どちらでもいい…。」

という回答でした。


すべて間違えてしまった。

私は何をしたんだろう。


自分が許せませんでした。

今までにない後悔と絶望。

自分の人生ならなんとでもなる。

けれど一番大切な姫の人生を自分が間違えてしまった。

今まで一体何をやってきたんだろう、

この先自分はどう生きていけばいいんだろう。

前にも後ろにも道が見えなくなって真っ暗闇に立ちすくんでいるような状態でした。


学校に通いやすい場所に家を買うつもりで受験させたのに今の場所から離れることも怖くなり、あいまって不動産も急高騰して新築は出ないし中古物件も良くなく、取り憑かれたように不動産情報を調べているうちに過呼吸を起こすようになりました。


そして、

小学校卒業までずっと順調に生活してきた姫が中学1年生夏休み明けに急に学校を辞めたいと言い出しました。

「学校にいると不安になる。同性だけの環境が自分には合っていない」

と。


本人がそうハッキリ意思表示したのに、

「早朝起床の通学とまだ慣れない学校に不安になっているだけだろう」

「いま辞めさせるべきじゃない」

「段々慣れてくる」

そんな外野の声が多数でした。

自分に何の自信も無くなっていた私は自分より他人の言葉を信じました。

そして何より、私が病んだせいでこうなってしまったのかもと思ったのです。


姫の意思とは反対に

なんとか通わせてあげなければ

と思いました。


しかし、心の奥で

「これで楽になれるかもしれない」

と思いました。

これでやり直せる、

もう、したくない物件探しもしなくて済む、と。


親として最低です。

その気持ちは心の奥底にしまって、

周りが言うように

ちゃんと学校に通わせなくては

真逆のベクトルで動き始めました。


何もかもおかしかったのだと今になって思います。

その後も度重なる遅刻と欠席。

毎日辛そうな顔で通学する姫。

学習の気力も無くなり、高校受験を考えたら怖くなって辞める選択肢さえ親子で諦めかけていました。


すべてが悪循環。

私の判断ミス。

どんどん狂っていく歯車。


姫の苦しさは増すばかりなのに対処できませんでした。

姫の遅刻のおかげで早朝起床の不安から解放され不眠が治り不安障害も治癒してきたのに、なおも姫の背中を押すことが出来ませんでした。

怖かったんです。

またここで私が下す判断が間違っていたらどうしよう、と。

本当に情けないです。


昨年秋に本格的にブレーキがかかり始め、

担任の先生に「今年度中お休みしたらどうですか」と言われた時にやっと決心がつきました。

このままここにいてもどうにもならない、と。

遅すぎる決断です。


共学に転校してからあっという間に姫は元気になり、毎日遅刻も欠席もすることなく通学を続けています。

早くこうしてあげたら良かったのに私は何をしていたのか。

姫の性格を一番わかっていたのは私だったのに色々間違えてしまった。

親として不甲斐なく、1人の大人として未熟すぎる自分に嫌気がさします。

今も。


でも、

自分が自分に絶望した時に戻ってはいけない。

そこから救ってくれた姫のために、未熟者なりに踠いて生きていかなくてはと思っています。



時々…壊れちゃうのは普通だと。

壊れたら壊れたで、また掘っ立て小屋でも建てながらやり直していけばいい。

人類はずっとそうやって生きてきたので、そういうものだっていうくらいの気楽な気持ちでいいんじゃないかと思います

(成田悠輔さん)


失敗して壊れそうになる時はこの言葉を思い出しながら立ち直るようにしています。


長くなっちゃった。


旅行楽しめますように紅葉