娘は年明けから新しい環境に移りました。
保育園から小学校卒業まで体調不良以外の遅刻欠席も登園登校渋りをしたことも無かった娘が急に泣きながら学校に行きたくないと言い出した1年4ヶ月前。
娘と何度も話し、本人は学校や外部のカウンセリングも拒否だったため私1人で様々な所に相談して、たびたび停滞しながらも「現在の学校に在籍している以上は極力欠席はしない」という約束で学校生活をなんとか続けてきましたが親子共に気持ちが固まり転学をすることになりました。
昨年11月に決意してからも私は何度も気持ちが揺らぎました。
このまま高校に内部進学できる権利を自ら放棄してまで転学する必要が本当にあるのか、
この先に迫る高校受験に対して本人がどこまで覚悟できているのか…。
12月終業式間近に転学についての話し合いを学校で行いました。
副校長先生の目を見てハッキリと転学の意思を伝えた娘に対してその時点でもまだ確信を持てず微妙な気持ちでいた私。
副校長先生は私のその胸中を理解した上で、そっと背中を押すように的確な意見を述べて下さいました。
娘が前を向いて歩いていくことを応援してくださり「高校進学や、またその先の進路が決まった際にはぜひ報告にきて下さい。」と温かく送り出して下さいました。
転学先にはクリスマスにご挨拶に伺いました。
娘のことを知らない先生方にどのような反応をされるのか心配で、面談で話す内容を数日前からノートに纏めたりと緊張していたのですが、予想を越えるWelcomeな状態で迎え入れて頂き、私も娘も安堵しました。
運良く小学校から仲良しの同級生とも同じクラスになることが出来ました。
学校を出ると「良かった…クリスマスプレゼントかも」と娘が呟いていました。
冬休みには短期間の冬季講習に通い、久しぶりに良い表情で勉強する娘を見ました。
と言っても英数についてはこの1年4ヵ月の穴はそれなりに大きく、最終日のテスト後帰宅してすぐに答え合わせをしながら涙を溢していました。
娘の背中をもっと早く私が押してあげることが出来ていたら。
娘の心の負担も減ったし高校受験への準備期間も増えたのに…と思います。
受験を考えると中学2年の夏休みがデッドラインなのではないか(停滞していた学習を考えると)という話も以前から娘にしていました。
でも、親子で決断出来たのは今でした。
もっとしっかりしている親だったら。
無駄に恐れること無く、他人の意見に惑わされること無く、早くこの決断をしていたのかもしれないです。
不甲斐なくてごめん。
私が出来ることは少ないかもしれないけど一緒に考えながら進んで行くから。
中学受験の時も苦手な算数がどうしようも無くなって6年生で転塾してそこから学習方法をいろいろ模索して1から立て直して最後に伸びました。
だからきっとどうにかなるよ。
大丈夫。
それに高校受験はゴールじゃないし。
冬休み中、前在籍校のものを処分したり片付けたりしながら胸が痛みました。
自分は一体何をしていたんだろうという気持ちにもなりました。
でも、転学先の始業式を終えて嬉しそうな顔で帰ってきた娘の顔を見たらスッキリしました。
娘はいま毎朝笑顔で登校しています。
「沢山のお友達に囲まれて楽しそうに過ごしています。明るくて優しい感じがお友達を引き寄せるんでしょうね。」と学校から報告を頂きました。
帰宅するとクラスの面白い男子の話を小学校の時みたいにウヒャウヒャ笑いながら私にしてきます。
この先大変なこともあるかもしれません。
でも、とりあえず
笑う門には福来る
一歩づつ進んでいこう。
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