身に危険が迫った時に、闘争逃走本能が発動されます。ムキーッ

この時に脳の中で行われていることは、理由はともかく、行動しなさいという状態。

❶アドレナリンが分泌され、体の集中力が高まり、心拍数、血圧上昇、気管支が広がり酸素を筋肉に送り出せるようになる。滝汗
皮膚の血管は収縮して、出血しにくくなり、併せて、エンドルフィンが分泌して、痛みを感じにくくしてくれる。照れ
回復休息、生殖は後回しになり、消化器系は遮断膀胱を収縮する筋肉はグルコースを無駄にしないように弛緩唾液も止まる(緊張するとのどがカラカラに..)ゲッソリ

緊張しすぎて、頭が真っ白になったり行動できなくなってしまうことを「凍結、闘争逃走反応」という。

❹思考を警戒状態にするため、ノルアドレナリンが注意力を呼び覚まし、ドーパミンがそれを鋭敏にしてくれる。グラサン

❺ストレスを感じると、アドレナリンが大量に放出され筋肉と脳のエネルギー源であるグリコーゲンと脂肪酸をグルコースに変換し始める。ゲロー

血管で運ばれるコルチゾールはアドレナリンより作用は遅いが、効果は広範囲に及び、様々な役割を果たす。

❻コルチゾールはアドレナリンに続き、肝臓に信号を送りさらに多くのグルコースを血液中に送り出させると同時に、ストレスに対処しない器官に対してインスリン受容体を遮断して戦いに必要な部分にだけ、エネルギーが流れるようにする。つまり、体のインスリン抵抗性(インスリンに反応しにくい状態)にし、脳に十分なグルコースを送ろうとする。馬
コルチゾールは、また、在庫の補填も始める。
つまりアドレナリンの活動によって、少なくなったエネルギーを補填するために、たんぱく質をグリコーゲンに変換して、脂肪を蓄え始める。しかしこの状態がハイペースで続くと、慢性のストレス状態だ。これにより太りやすい体になる。豚

ストレス反応の初期の段階で、コルチゾールはインスリン様成長因子(IGF-1)の分泌も促す。

IGF-1は、ニューロンに燃料を供給するうえで重要な役割を担っている。脳はグルコースの大量消費者で全体重の3%の重量しかないにもかかわらず、全身が使うグルコースの20%も消費する。だが、脳は燃料を蓄えておくことができないため、コルチゾールがグルコースを安定供給しなくてはならない。さらに脳が使える燃料の量は一定なので必要に応じて配分を変えられるようにしている。ニューロンをいっぺんに発火させることはできないので、ある部分を使うときには、他の部分は犠牲になっているのだ。よって慢性的なストレスにより
HPA軸が警戒を続けるために、燃料を独占するため思考が停止することにもなる。
宇宙人くん

 

楽しく無理なくストレスに強くなりたい方、「武術太極拳」、「体操と護身」始めてみませんか?