銀行の名前は国立銀行条例によって出来た順につけられていった。第一銀行は一番最初に出来た銀行だった。今はみずほ銀行になり、三菱UFJ銀行など様々に変わってしまったが、最初は第一銀行、第二銀行と言う風に出来た順に第~という銀行が全国にあったのだ。今でもその名残を残す名前の銀行が残っている。第四銀行、七十七銀行、百十四銀行などがそれだ。かつては銀行は内容によって都市銀行、長期信用銀行、信託銀行、地方銀行、相互銀行、信用金庫などにきちんと分かれていたが、業界再編成で今やごちゃごちゃになってしまった。かつては考えられなかった都市銀行同士が合併し、長期信用銀行はなくなり、拓銀のように都市銀行の倒産まであって何が何やらわからなくなってしまった。北洋銀が拓銀倒産のどさくさまぎれに拓銀を吸収し,道相銀まで吸収して、北海道一の銀行になったが、北海道でトップと威張って見ても、第二地銀であることに変わりはないのだ。