昼間家内が出かけたので、夕食は外で食べたいと言う。たまには外食もいいなと思って、一緒に出掛けた。ところが昼間溶けた歩道が凍って危ないことこの上ない。おまけに、多数の人が歩いた後なので出来ぼこなのだ。ただでさえ弱っている足が、杖にすがっても何度も転びそうになった。万一転んだら軽い怪我では済まないかもしれない。已む無く、普段ならしないのだが、妻と手をつないだ。一見高齢者が、介護士に支えられている状況だ。よろよろしながら、すぐ傍の中華料理屋へ行った。汁物がたべたかったので、台湾ラーメンというのを注文した。その他2,3のものを頼んだのだが、出された台湾ラーメンなるものを見てびっくり。スープが真っ赤なのだ。「辛そう」と言うと、店員は「ふふふ」と笑うだけ。食べてみると予想通り辛い。辛いのが苦手な妻は、箸の先にスープをつけて舐めただけで「辛い!」とギブアップ。そういう事態を予想して、妻はチャーハンを頼んだので、良かったが、ボクはその辛いラーメンを一人で食べる羽目になった。本当はラーメンとチャーハンを妻と分けて食べるつもりだったのだが。