さて、落ち込んで気晴らしに活人署に行ったチャングムは、例のミンの旦那を見つけます。チョンホ様っていつも、チャングムが理由で始めて、やってるうちにその大切さに気付いて、自主的にやるようになるんですよね。疫病の村の件とか。一般人が学ぶべきところが一番多い人ってチョンホ様みたいな謙虚な人だと個人的に思うんです。

ってだめだ、今回はチェ尚宮ロスか、どうしても余談ばっかりになってしまう!ここから最終回まではなんか道徳的・概念的な話が多いので、この後も余談ばかりになりそう・・・。

 

話を戻して(汗)、チョンホ様とチャングムは2人で雪道を散歩し、互いが活人署を訪れた理由を語り合います(ほぼチョンホからの一方通行ではありますが)。いつも鋭いチョンホですが、今回は謎に鈍く、とんだKY発言をしてしまいます。なんと、「1つ屋根の下で暮らそう」と今更言い出すのです!タイミング!!!!

と言ったものの、チョンホもチョンホなりに配慮して言ったようです。チャングムが宮中に戻されたのを怪訝そうな顔で見ていたり、様子のおかしいチャングムが「宮中に戻ったのが不満なのか」と嫌味を言われたりするところも見ているわけですから。また、この後も何回か、何かを予感するチョンホの姿が出てくるのでまた後にお話しします。

しかし、結局チャングムにとっては完全に良くないタイミングだったわけで、葛藤のあまりうつむいて涙を見せます。これにはチョンホもびっくり。笑顔が消え、不安そうに話しかけます。

「おや?・・・・嫌ですか?・・・・・それほどまで?」

哀れかなチョンホ。それに対してチャングムが「はい!」と急に言うので余計にびっくりするチョンホ。

チャングムはというと「小さな薬房は嫌です、大きいのを開いて下さい!」

慌てるチョンホ。「ああ、ええ!」

 

この慌てよう。申し訳ないけど、何度見ても笑う。

 

 

さて、チャングムは家でチョンホの言葉を反芻し、ある決意をします。

それを実行する前に、宮殿の門前で退勤のチョンホを待ち伏せします。

 

市場(出店)を歩く二人。チャングムが色々な布を手に取ってチョンホに見せるのがとてもかわいい。また、二人の衣装もチャングムが深紅、チョンホが紺と非常に美しい。

チョンホはチャングムに、「本当に贈り物が欲しくて待っていたのですか?」と聞きます。

それに対してうなずくチャングムに、再度真偽を訪ねるチョンホ。チャングムはまたもうなずきます。

(嘘つけ)とでも言いたいチョンホのこの表情。(チョンホ様はそんな下品な言葉は使いません!)超かわいい。全話通じて3本の指に入る可愛さ。(あと済州島で内禁衛を辞めたことがチャングムにバレるシーンでの照れるチョンホ。あともう一個なんだっけ・・・)

 

さて、張り切ってノリゲを買いに行くチョンホを遠くで見つめるチャングムの顔には、時々不安な表情がよぎります。

チョンホが買ったのは、金色で真ん中に鶴の絵みたいなのがあるノリゲ。チャングムのチョゴリの紐に付けてあげます。この時の喜ぶイ・ヨンエさんの演技が上手い。

そして、チャングムは自分も渡したいものがあると言ってあるものを取り出し、チョンホに渡します。そこでチョンホの笑顔が曇るのですが、チャングムが渡したのはなんと、チャングムのお父さんの唯一の遺品である三色ノリゲでした。驚くチョンホにチャングムは、

「このノリゲには、宮中での思い出や、チョンホ様と出会った思い出が詰まっています。だから、私の大切なものを差し上げたくて」

いや、ちょっと、そんな大事なものを急に渡したら誰でもビビるよ・・・。さすがのチョンホも事の重大さを感じ取ったようで、チャングムへの微笑みも心からではありませんでした。また振り回されるチョンホ。

 

 

もう一度言ってやれ!!

それとも、これで一度ガス抜きしたのでまたゼロからスタートなんでしょうか。(?)

まあ、後々のことを考えると、ここでガス抜きしてなかったらあと数回はブチ切れてもおかしく無い。

・・・・・。

 

 

さて、チョンホにノリゲを渡してまで決意したこととは何だったんでしょうか。

 

チャングムは中殿のもとに向かい、「ご命令には従えません」と告げます。

驚き怒る中殿に、「ハン尚宮様の、人の口に入る料理を悪用してはならないという教えを破れません。人の命を扱う医術ならなおさらです」と言うチャングムです。志を守るためには死んでもいい、私を殺してくれ、と言うチャングムですが、あろうことかその言葉を外で中宗が聞いてしまいます!!

突然中宗が現れ取り乱す2人。中宗は何も聞いていなかったフリをし、中殿は「チャングムを私の至密尚宮(チミルサングン:お付きの尚宮)にしようと思って呼びつけた」なんて言います。

その後、チャングムはヨンセンの部屋にいる中宗に呼び出され、「命を懸けてまで行いたくなかった中殿の命令とは何だ」と詰問されます。それに答えないチャングム。中宗は、大体予想はついていると言います。チャングムは精神的にも追い詰められ、自分を殺してくれと中宗に迫ります。

結局、黙ってチャングムを返す中宗。傷心のチャングムは、あることを思いついて急に駆け出し、チョンホを探します。もう内医院からは退勤したチョンホ。活人署や屋敷を訪ねますがいません。一方のチョンホは遅れて活人署に到着し、チャングムが自分を探しているという話を聞きます。前々から不安を抱いていたチョンホも、チャングムを必死で探します。こんな2人を見て「かくれんぼかな?見つかるなよ!」というトックさんに視聴者はどれだけ癒されたことか!

 

その「かくれんぼ」は夜まで続き、人気のない夜道で2人はやっと出会います。なんだか息も真っ白で寒そう。チャングムは泣き出し、ずっとそばにいると言ったのにどこに言っていたのかとチョンホを責めます。当然チョンホは安定のポカン。どうしたのかと尋ねるチョンホに、私を連れ去って逃げたいと言ってくれましたよね?どうかそうして下さい!とチョンホに抱き着く。チョンホにしがみついて咽び泣くチャングム。チョンホはそんなチャングムに、何も聞かず、ただ優しく抱きしめます。

優しい・・・あまりにも・・・。

そして、落ち着いたチャングムにチョンホは、明日辞表を出すからそれまで待ってほしいと言います。何か言おうとするチャングムにチョンホは、「何も言う必要も、聞く必要も、知る必要もありません」と言います。それにはチャングムも目に涙を浮かべます。なんだよ・・・かっこいいなほんとに・・・。

 

しかし・・・。翌朝まで待ったのが運の尽き。

 

辞表届を出しに行ったチョンホは、王様の衝撃の一言を耳にし絶句します。

「医女チャングムを、予の主治医にする!」

 

果たして、チョンホは一体どうするのか!!(これを初めて見た時、私は「ああこれでチョンホは絶対逃げるのをやめるだろう!」と思いました)

そして、2人の運命はいかに?!

 

今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。いよいよクライマックスですが、最後までどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m

 

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