今年の7月中旬に中央アジアを旅行しました。

そのうち、タジキスタン🇹🇯→キルギス🇰🇬の陸路国境越えについて、書いておいたほうが良いと思いましたので記述させていただきます。

 

さて、タジキスタン🇹🇯(ワハーン回廊沿い)〜 キルギス🇰🇬間は、多くのサイクリストが往来しています。

 

しかしタジキスタン🇹🇯からキルギス🇰🇬へ陸路で入国する時には、入国前にキルギスの許可番号を取得しておく必要あります。

(依頼すればタジキスタンの旅行代理店やホテルで代行してくれますが、半日〜2日ほどかかるようです。)

そして、キルギス🇰🇬入国時にこの許可番号を入国審査官に伝えると、照合のうえ入国が許可される仕組みになっています。

 

しかし、これを知らないサイクリストが多く、キルギス🇰🇬入国を断られて、すごすごとタジキスタン🇹🇯に戻っていく人が何人もいました。国境の緩衝地帯は20kmもある山岳地帯ですので、ものすごい時間と体力の無駄です。

 

実は、かくいう私も知らないひとりでした。グラサン

(旅行前に他人のブログを読みすぎると、もう旅行した気分になってしまって、じゃ俺わざわざ行く必要なくない⁉︎えーと、テンション激下がりになってしまうので、最近は調べすぎないことを心がけていました。これがいけませんでした。←まあ、もともと情報が少ないエリアではありますが、あとでよーく調べてみると一つだけ注意喚起してくれているブログがありました。)

 

 

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私はサイクリストではないので、車をチャーターして国境を越えます。

途中でドライバーが、「許可もってる?」と確認してくれましたが、私はビザのことだと思い込んでいて「ノープロブレム(ビザ不要なので)」と答えていました。

 

それはタジキスタンの出国手続きをすませて、キルギスとの緩衝地帯に入った時のことでした。

ドライバー:許可番号みせて!

わたし  :日本人はビザ要らないんだ!

ドライバー:いや、ビザじゃない。パーミットだよ。ビザとは別にパーミット(許可)が必要なんだ。

わたし  :何のこと?

ドライバー:そこにいる西洋人たちに聞いてみたら?

わたし(西洋人の話を聞いて):ゲッソリえっ、まじっ、そうなの、げっ。

 

ということで、ビザとは別の「許可」が必要だと言うことを、私はようやく理解することになったのです。ガーン

しかし困ったことに、私のタジキスタンのビザはシングルビザだったので、もうタジキスタンにも戻ることができません(おそらく)。

幅20kmの緩衝地帯に取り残され、キルギス🇰🇬にも入れずタジキスタン🇹🇯にも戻れない絶望的な状況となってしまいました。

 

↑緩衝地帯

 

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ドライバー(タジキスタン人1名、キルギス人1名)と協議した結果、私に残された選択肢は二つ。

 

プランA

私は緩衝地帯にあるタジキスタン🇹🇯の国境警備隊の兵隊小屋で、一晩か二晩泊めてもらう。

その間に、ドライバーが私の代わりにタジキスタンの旅行代理店で許可を申請する。

兵隊小屋は電話が通じるので、取得でき次第、その許可番号を連絡してもらう。

(このプランの問題点)ソルジャーたちは紳士なのだろうか? 何かされないか心配。 

 

プランB

キルギス🇰🇬の入国時に「魔法」を使う。グラサン

緩衝地帯でキルギス人のドライバーに交代することになっていましたが、彼は実に老練なドライバーでした。その彼からの提案がプランBです。

成功する確率は半分とのこと。

(このプランの問題点)そもそも決して立案してはならないプランです。

 

 

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で、究極の選択を迫られた私は、・・・なんとプランBを選択してしまいましたグラサン

 

長い長い緩衝地帯を走り、建物に到着。

入国審査開始、「魔法」行使・・・、緊張、緊張、緊張、・・・「魔法」が足りず、「増量した魔法」を再度行使・・・すると魔法が効いたようですスター 入国スタンプが押されました。

 

 

《お願い》

魔法は危険です。

善良なみなさまは決して行使しないでください。老練な魔法マスターの介添えなくして成功はありえません。

失敗したらど偉いことになります。きっと。

 

 

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最後に写真を貼っておきます。

ワハーン回廊沿い〜キルギスのルートは悪路つづき。交通手段はヒッチハイクか車のチャーター(とても高額)。

体にも財布にも過酷ですが、景色はきれいでした(とくにキルギスに近づくにつれて岩肌が色鮮やかになっていきました)。

 

 

 

・サイクリストと山道

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・岩肌、山肌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・動物


 


↑ラクダ。

 

・キルギス

 

 

 

 

 

 

 

 

以上です。