広島県では、JFA第47回全日本U12サッカー選手権大会の広島県決勝大会が始まり、ベスト4が出揃いました。
育成にとってはただの通過点かもしれませんが、
6年生最後の全日は、
選手にとっても指導者にとっても保護者にとっても、
一大イベントです。
少年サッカーの集大成です。
広島大会の決勝戦はテレビ放映されますし😁
今回のテーマは指導者の野心、野望です。
指導者にも野心、野望があります。
当たり前の事ですし、悪い事ではありません。
私は息子達との少年サッカーを9年間見てきて、
指導者の【野心、野望】を目の当たりにしてきました。
【子供の為】と言いながら、自分の野心、野望をゼロに出来る指導者はいません。
やはり指導者の方も、本当の意味では、自分の為にやっているのです。
今回は、
少年サッカーの保護者さん向けに、
指導者の野心や野望を、どの様に解釈して、
〝我が子のチーム選び〟や
〝我が子の育成〟に
活かしていくべきか、についてお話します。
私が実際に見てきた、とあるチームの話です。
そのチームは、4年生の2月に開催された、
広島県U10サッカーフェスティバルで、
県大会9位になったチームです。
そのチームには、
近隣で有名なエースのS君が在籍していた事と、
元々スポーツ少年団の上部組織に当たるチームの為、
高学年になっても多くの子が、
他チームから移籍加入したり、スポーツ少年団から加入してきました。
そして、そのチームは
4年生2月の広島県U10サッカーフェスティバルから、1年半後の、6年生の11月に行われた、
全日広島県決勝大会一回戦で、
全く内容の無い試合であっさり負けました。
4年生時のサッカーフェスティバルに出場していた選手で、6年生時の全日に出場した選手は3名。
この1年半の間に、実にレギュラーが5人、入れ替わっていました。
そして後半から出場した選手も半年前に加入した選手。
長年チームに在籍している子供より、後から加入してきた子供の方が力があり、
5人戦力補強しても、チーム力を上積みできない。
そしてその事に指導者は気が付いていない。
最近加入した子供の保護者も気が付いていない。
気が付いていたのは、目の肥えた一部の保護者と、試合に出られなくなった子供の保護者。
つまり【育成は行われていなかった】のです。
「最近、強くなったね」とか
「良いチームだね」とか
チームの評判がどんどん良くなっても
【育成は行われていなかった】のです。
少年サッカーのチーム事情など、外部からでは中々わかりません。
指導者にも野心、野望があります。
当たり前の事ですし、悪い事ではありません。
Jr.ユース、ユース、中学、高校、
どんどん指導者の野心、野望は上がります。
指導者や、チーム、学校には結果が求められます。
勝ちが求められるのです。
我々保護者は、
【指導者の野心、野望】が
【育成力】を超えていないかを
いつもチェックする必要があります。
指導者に野心があっても、育成力を超えてなければ、良しとしましょう。
指導者が、とてつもない野望を持っていたとしても、それ以上に、とてつもない育成力があるなら、納得しましょう。
【指導者の野心、野望】が
【育成力】を超えた時、
必ずどこかに〝ひずみ〟が生まれると断言します。
おしまい🤗
↓ 是非、宜しくお願いします🙇♂️